エクスプローラライクなウィンドウに多彩な機能を搭載したファイル管理ソフト。ファイルのコピー、削除といった日常的な操作はもちろん、フォルダの同期、アーカイブファイルの操作、画像の閲覧・編集といったことまで1本でこなせる。「FileVisor6」は、高機能ファイル管理ソフト「FileVisor」シリーズの最新バージョン。Unicodeに対応し、日本語以外のUnicode名で記録されたファイルも操作できるようになるなど、機能の追加・強化が図られた。操作の基本はエクスプローラに準拠。ただし、ドライブ選択用の独立したボタンなど、エクスプローラにない便利な機能が数多く用意されている。ファイルの属性変更や名前の変更などもツールバーにボタンが設けられており、簡単に操作できる。ファイルの選択では、フィルタ機能を使って特定の文字を含むものだけを絞り込める。あらかじめ登録した目的のファイル/フォルダにすばやくアクセスできる「しおりパネル」機能もある。
さらに、ファイル名が一致するものをまとめて削除する一括削除、ファイルを復旧できないように完全に破棄してしまう「シュレッダ」、フォルダ間のファイルの同期、フロッピーディスクイメージの作成と復元、ファイルの分割・連結、アーカイブファイルの操作、暗号化・復号化、連番生成や大文字・小文字変換が可能なリネームなどの機能もあり、機能面でエクスプローラを大きく上回る。対応するアーカイブ形式はLZH/CAB/ZIP/TAR/BGA/7ZIP/ISHの7種類。
ファイル検索では、タイムスタンプやファイルサイズ、属性などを細かく指定できるほか、ファイル名の指定に正規表現を使うこともできる。テキストファイルの中から文字列を検索し、一致したものを一覧表示するGREP検索機能も備えている。
内蔵のビューアはテキストのほか、画像ファイル(BMP/GIF/JPEG/TIFFなど)の表示や、アーカイブファイル内に格納されているファイルの一覧表示が可能。カラーバランス調整やトーンカーブ補正、モザイクやシャープネスをはじめとした100種類以上のフィルタ処理機能を備えたグラフィックエディタも内蔵する。
このほかにも、
- フォルダの内容をHTMLファイルとして出力
- IEの履歴を対象に文字列検索を行い、結果のURLを一覧表示
- 右クリックで表示されるコンテキストメニューのカスタマイズ
- ホットキーのカスタマイズ
- ビューアや外部ツールの登録
- ウィンドウ位置の保存と復元
- ドラッグ&ドロップでアイテムを登録できるランチャ
- フォルダやファイル容量の計算
など、数多くの機能を搭載する。