ラベル、タイプ、クリエータなどの条件で対象ファイルを指定できるバックアップ/シンクロナイズソフト。あらかじめ指定した条件により、起動時に自動処理を行うことも可能。「I'll be back」は、簡単な条件設定でバックアップ/シンクロナイズを実行できるソフト。利用できるシンクロナイズ/バックアップ機能は4種類。
- シンクロ(A→B):Aの内容をBに上書きする。Aはそのまま
- シンクロ(B→A)Bの内容をAに上書きする。Bはそのまま
- シンクロ(A←→B):A/Bそれぞれの内容をマージ(双方の欠如ファイルを補い合う)して、同じ内容にする
- バックアップ:Aの内容をBにコピーする(元のBの内容にAの内容が追加される)。Aはそのまま
対象とする二つボリューム/フォルダを「シンクロナイズA」「シンクロナイズB」に登録し、ボタンでシンクロ/バックアップの種類を選択する、というのが基本的な操作の流れ。大きな特徴が、対象ファイル/フォルダの選択(または除外)をわかりやすく設定できること。ユーザは、ウィンドウ下部に並ぶ「ラベル」「タイプ」「クリエータ」「拡張子」「日付け」などのタブを切り替えて、必要な条件設定を行う。
設定できるのは、ファイルのタイプ/クリエータ、拡張子による選択(または除外)。作成日/更新日による指定も可能で、指定した日の以前/当日/以降のファイル/フォルダを対象とすることができる。Mac OS X 10.3環境では、「ラベル」によるファイル/フォルダの選択(または除外)にも対応する。さらに、各条件でAND/ORの付加条件を設定することも可能。例えば、ANDを指定した場合は、すべての条件に該当したファイルに対して処理が実行される。
シンクロ/バックアップの設定は「セット」として保存しておける。登録済みのセットは、一覧リストで選択して実行できる。一度にすべてのセットを実行することも可能だ。
ソフトの起動時に、自動的に処理を実行させることも可能。毎日の起動時のほか、曜日指定を指定しての実行や、1日/月末日と5の倍数日の3種類から選択できる。
そのほか、エイリアスや不可視ファイルへの処理オプションとして、「対象に指定したファイル/フォルダがエイリアスだった場合、シンクロ/バックアップ先にもエイリアスを作成する」「不可視ファイルに対して、シンクロ/バックアップ先にも不可視ファイルを作成する」を設定できる。バックアップ/シンクロナイズの実行前にディスクの空き容量をチェックする「簡易空きチェック」機能などもある。