既存のDVD-Videoメディア/DVD-Videoイメージを、書き込み型DVDやCDに複製するための高速・高機能DVDバックアップソフト。DVDからDVDへの単純なバックアップだけではなく、さまざまな出力フォーマットに対応する。「DaViDeo 4 Pro」は、機能の高さと操作性の高さをあわせ持つDVDバックアップソフト。単一ダイアログでの操作が中心で、
- ソースの選択
- ターゲット(出力)フォーマットの選択
- 開始
のわずか3ステップで、バックアップを実行することが可能。ソースとターゲットが決まった段階で、エンコード時のフォーマットやビットレートなどのエンコードパラメータが自動的に計算され、最適値にセットされる。特別な意図がなければ、そのまま「開始」を選択するだけでよい。もちろん、詳細な設定を行うことも可能。出力フォーマットごとに用意される設定画面から、さまざまな設定を行える。出力可能なフォーマットは計7種類。書き込み型DVDに出力する場合、ソースとなるDVDに含まれるすべての動画やメニューなどを他のDVDにバックアップする「Fit-To-DVD」と、タイトル単位やチャプター単位などでソースDVDの一部を抜き出してバックアップしたり、複数のDVDに分割して書き込んだりする「Split-To-DVD」の2種類のモードを利用できる。
出力先がCDの場合は、Video CDと音楽CDを作成できる。Video CDでは、ホロン独自の「HyperVideo CD」を作成できるのが特徴。通常、Video CDは、MPEG-1フォーマットの固定ビットレートでエンコードされるため、記録可能な動画は最長でも74分に制限されるが、HyperVideo CDではMPEG-1を使用しながら、エンコードパラメータを工夫することで、最長4時間の動画を記録できるようになっている。作成されたHyperVideo CDは、ほとんどのVideo CD対応プレイヤーで再生することが可能だ。音楽CDの作成機能は今回、新たに追加された機能で、DVDソースをもとに、音声だけを抜き出して音楽CDを作成できるもの。
さらに、DVDから「AVI(DivX)」「WMV」「PocketPC」の3種類のフォーマットへのコピーをサポート。「AVI」では、コーデックとしてDivXの最新バージョンとなる5.2を利用できる。エンコード時のビットレートは、画面上のスライドバーからワンタッチで設定することが可能。出力メディアに合わせて、自動的にビットレートを決定する機能もある。
「PocketPC」では、エンコード時のコーデックとしてWMV9を使うが、解像度やビットレートなどにPDA(Windows Mobile)に最適化されたパラメータが自動的にセットされる。PDA上でDVDを視聴したい場合などに利用する。
いずれのモードでも、独自のフォーマット変換(トランスコード)エンジンの採用により、高速にバックアップを行える。例えば、ビットレート変換をともなうDVDコピーで約14分、4時間収録のHyperVideo CDでは30分、DVDからの音楽CDの場合は5分と、短時間でのバックアップが可能だ。
そのほか、ソースとなるDVD内の動画をファイルとしてハードディスク内に取り込む「コピー機能」などを搭載する。