メールの受信を、差出人ごとに異なる音声や画像・動画で通知してくれる“パソコン版着メロソフト”。受信メールのティッカ表示や付箋表示などの機能を備えている。「受メロ2」は、あらかじめ登録しておいた差出人からのメールの受信を、音楽や画像で通知してくれるソフト。起動後はタスクトレイに常駐。電子メールソフトでの受信時にメールの件名や差出人、本文などの情報を取り込み、該当するメールがあれば、割り当てられた「受メロファイル」で通知する。「受メロファイル」には「メールだよ」などの音声のほか、「クラブ系」「フュージョン系」などの音楽+画像を設定できる。動画やテキストを追加することも可能だ。「Outlook Express」「Becky!」など、主要メーラに対応する。
メールの差出人と受メロファイルの設定は、「受メロ2」のメイン画面である「受メロセレクター」で行う。設定は簡単で、画面左側の差出人と、右側に一覧表示されている受メロファイルを対応させればよい。受メロファイルは、プレビューして確認できる。
差出人リストはグループ管理することが可能。差出人の登録は、ユーザが手動で行えるのはもちろん、受信メールから自動的に追加させることもできる。迷惑メールなどの差出人は「ごみ箱」に入れることで、以後はメールを受信しても受メロを再生しないようになる。未設定の差出人に標準の受メロを鳴らすようにできるほか、件名を読み上げたさせることも可能だ。
受信メールの内容をティッカ表示する「受メモ」機能もある。ティッカには件名、差出人、日時、本文から指定した項目を選択表示させられる。メール受信時にティッカを点滅させることも可能。重要度別の表示色やスクロール速度を設定できるほか、表示するメールを件数や時間で制限することもできる。
ティッカ表示のメールを、そのまま付箋としてデスクトップに貼り付けることも可能。付箋内容の編集や新規作成が可能で、付箋の表示位置や背景色、文字コードの指定も行える。アラーム機能があり、設定日時に付箋が最前面表示される。また、キーワードを登録しておくと、キーワードを含むメールを付箋にして表示する機能もある。送受信メールは「受ログ」機能で管理される。
「受メロビルダー」を利用すれば、音声・画像を組み合わせて、ユーザが受メロファイルを作成できる。画像ファイルなどを「受メロビルダー」にドラッグ&ドロップするだけの簡単操作でファイルを作成することが可能。そのほかにも、音声を録音・編集する専用ソフト「受スタ」が用意されている。