日々のさまざまな情報をカードで管理できるパーソナルデータベース。日記形式のインタフェースで簡単にデータ入力を行えるほか、詳細なキーワード検索を行うことも可能。簡易ToDo機能もある。「5PM」は、思いついたことやメモしておきたいことをカードにサッと入力して登録できるパーソナルデータベース。データはすべてカード単位で管理される。新規カードの追加は、右クリックから即座に行うことが可能で、入力の際に画面を切り替えたり、ツリー操作で保存場所を指定したりする必要はない。
カードの作成時には、あらかじめ入力項目が設定された「会議」「人物録」「訪問」などの定型フォーマットを指定できる。フォーマットは入力が楽というだけでなく、背景色の違いでカード内容の識別がしやすい(「白紙」や「無地」のフォーマットもある)。フォーマットは、ユーザが自由に登録/編集を行える。
カードには、データの抽出に利用する「キーワード」を最大4個まで設定できる。キーワードは「プロジェクト」「顧客」「private」「etc」など、計9グループに分類され、利用時に一覧から選択する方式。用語の不統一による検索漏れを防ぐことができる。ユーザが任意のキーワードを追加することも可能だ。カードにはそのほか、A〜C、「急」などの優先度や、重要・処理済のチェック、しおりの有無なども指定できる。
カードは日付ごとに管理され、「日画面」「週画面」「年画面」「DB画面」「検索画面」に表示モードを切り替えて参照できる。「日画面」では、カレンダーから日付を移動してその日の登録カードを閲覧できるほか、未処理で優先度指定されたカードの一覧「ToDoリスト」などを参照できる。
「週画面」では手帳のようなイメージで2週分のカードが表示され、「年画面」では月単位で12ヵ月分のカードが表示(キーワードでの抽出も可能)される。これらの一覧からカードを選択して、内容を確認・編集することも可能だ。
「DB画面」は、キーワード設定からカードを抽出するモードで、該当するカードを呼び出して日付順に並べられる。「重要」「未処理」カードから抽出したり、複数キーワードで絞り込み検索を行ったりすることも可能。「検索画面」では任意の文字列で検索を行うことが可能。期間指定による検索や、絞り込み検索も行える。
1枚のカードには全角で30,000文字まで入力できる。カードに関連するファイルを指定し、カードから直接呼び出す機能もある。一覧表示しているカードの内容(1ページ/全ページ)をテキスト形式で出力できるほか、テキスト/CSV形式でクリップボードにコピーすることもできる。印刷設定は、「カード1枚」「表示カード1ページ」「表示カード全ページ」「未処理ToDo」の4種類が用意されている。
そのほか、パスワードロック機能や、二つのデータベースファイルの同期機能などがある。「5PM」のデータベースファイルはMicrosoft Accessで開ける。