付箋紙とファイル管理の機能を兼ね備えた、ユニークな常駐型デスクトップアクセサリ。デスクトップに付箋を貼る感覚でメモを書き込めるほか、メモの中にファイルをコピーしたり、ショートカットを作成したりすることも可能で、ランチャ的な使い方もできる。ネットワークに対応し、複数ユーザでメモを共有できる。「欲張り めもぺったん」は、付箋紙ソフトにランチャ/ファイル管理、ファイル共有機能を加えたといった趣のデスクトップアクセサリ。付箋(「アイコンフォルダ」と呼ぶ)ウィンドウにはテキストを入力できるほか、ドラッグ&ドロップでファイルのコピーや移動、ショートカットの作成などを行うことができ、フォルダと同様の感覚で扱える。ファイルのダブルクリックでアプリケーションを起動したり、関連付けにもとづいてファイルを開いたりといったことももちろん可能。アイコンフォルダは、付箋的な使い方ができる部分と、ファイル管理を行う「ファイルリスト」からなる。
アイコンフォルダ内でのファイルの表示方法は、エクスプローラ同様、大きいアイコン/小さいアイコン/一覧/詳細表示から選択し、切り替えられる。ファイルリストを非表示にすれば、単なる付箋としても使える。アイコンフォルダごとに表示設定を行えるため、目的に応じてファイル管理用/メモ用を使い分けられる。
アイコンフォルダウィンドウは、ドラッグで自由に大きさを変えることが可能。ウィンドウ表示とアイコンフォルダ名だけのコンパクトな表示とを、ダブルクリックですばやく切り替えられる。
アイコンフォルダはWindows上のフォルダに対応し、新たにアイコンフォルダを作成すると、それに応じて「欲張り めもぺったん」をインストールしたフォルダ内にサブフォルダが作られる。アイコンフォルダ内にファイルを保存すると、実際にはこのサブフォルダ内に記録される(「欲張り めもぺったん」を経由せず、サブフォルダ内にファイルを保存した場合も、アイコンフォルダに反映される)。
アイコンフォルダの名前は、初期状態では新規作成時のタイムスタンプ(例えば、200400804001000など)がつけられる。アイコンフォルダ名は、ユーザが任意の名前に変更できる。
アイコンフォルダは、LAN上の他のコンピュータと共有することが可能。共有設定したアイコンフォルダは、「欲張り めもぺったん」をインストールした他のコンピュータで表示できるようになる(メモを編集することはできないが、ファイルを開くことはできる)。
アイコンフォルダはフォルダ名の変更以外に、フォントや文字色の指定、ウィンドウの背景色や透明度、背景画像の指定などが可能。背景画像は、JPEG/BMP形式の画像をウィンドウの背景に表示するもので、ウィンドウのサイズに応じて、自動的に拡大・縮小を行ってくれる。また、指定時刻にアイコンフォルダをポップアップさせることも可能。折りたたんでいたアイコンフォルダを、指定時刻に展開してウィンドウ表示してくれるもので、曜日や特定の日付を指定してポップアップさせることができる。ポップアップ時にウィンドウをフラッシュ(点滅表示)させたり、音を鳴らしたりといったオプションもある。
そのほか、ソフト全体のオプションとして、アイコンフォルダの背景色やフォントのデフォルト設定、アイコンフォルダに対するパスワード設定などがある。パスワードロックをかける場合は、まずソフト全体で共通のパスワードを登録し、さらに個々のアイコンフォルダで、パスワードロックをかけるかどうかを設定する。ロックを適用したアイコンフォルダは、最小化した状態からウィンドウを開く際にパスワード入力を求められる。