特別な知識がなくても、Windowsの高速化やカスタマイズを簡単に行える環境設定ユーティリティ。設定項目の一つひとつに詳細な説明があり、わかりやすい。カスタマイズ後も、いつでも元の設定に戻すことができる。「Win高速化 Advanced XP」で設定できる項目は、「システム」関係、「デスクトップ」関係、「スタートメニュー」関係など、18カテゴリー・100項目以上に上る。メイン画面左側のメニューバー(または上部のタブ)でカテゴリーを選択し、設定する項目の左側にあるチェックボックスにチェックを入れる、というのが基本的な操作で、はじめてでも直感的に操作することが可能だ。
大きな特徴のひとつが、設定項目に関する詳しい説明が画面右側下部に表示されること。項目名を選択することで、「なぜ、Windowsが高速化するのか」といった情報や、設定にあたっての注意事項などを参照でき、特別な知識のない人でも、安心して利用できるようになっている。
設定だけでなく、「不要なサウンドファイルを退避する」といったTipsに属するような操作も可能。さらに、ボタンの枠色やスクロールバーの背景色を変えるといったWindowsの「リフォーム」、レジストリエディタの起動やIPアドレスの確認ができる「ユーティリティ」機能も備える。
項目を個別に指定しての設定だけでなく、環境を最適な状態に自動設定してくれる「アドバンスドモード」もある。「アドバンスドモード」では、高速化を主目的に設定する「高速化」、安定性を重視しながら高速化を図る「安定性の向上」のいずれかを選択できるほか、パソコンを「Win高速化 Advanced XP」導入前の状態に戻す機能も利用できる。
設定は保存しておくことができ、いつでも呼び出すことが可能。元の設定に戻したい場合には、復元ポイントとして使うこともできる。また、複数の設定を状況によって使い分けることもできる。
一部の指定項目について、数値による指定入力ができるようにする「レジストリ職人モード」といった機能もある。