「WinDVD 6 Platinum」は、操作性と機能の高さで定評のある「WinDVD」シリーズの新バージョン。対応フォーマットを拡大し、MPEG-1/2はもちろん、MPEG-4やQuickTime、Real、WMP、高精細ビデオ規格のWMV-HDなど、さまざまなフォーマットの映像を再生できるようになった。Trimension DNM（Digital Natural Motion）やHyper-Threading Technologyに対応するほか、自然な音声を維持したまま再生スピードを0.2倍から2.0倍まで調整可能なタイムストレッチ機能や最大60倍の早送り/早戻し機能、30秒までの画像をキャプチャできるクイッククリップなど、多彩な機能を備える。

また、地上波と衛星のデジタル放送で使用されるコピープロテクション（CPRM：Content Protection for Recordable Media）にも対応。DVD/HDDレコーダで録画したコピーワンスのディスクも再生できる。映像用DVDだけでなく、DVD-Audioを再生することも可能。さらに、インテル社の提唱する次世代PCオーディオ技術「Intel HighDefinision Audio」もサポートする。

再生コントロール機能も充実している。早送りと巻戻しは最大60倍速まで可能。気になったシーンを巻戻してチェックしたいときには、「スムース・リバースプレイバック」を利用して、フレームの欠損なしにスムースに逆再生（-0.2×〜-2.0×）を行える。大事なシーンを見逃したときには、ショートカットキーであらかじめ設定した時間だけ戻れる「インスタントリプレイ」が利用できる。

早く見終えたいときや、逆にシーンを細部までじっくりとチェックしたいときなどのために、音声を維持したまま再生速度を0.2×〜2.0×の範囲で変更できるタイムストレッチ機能が最適。お気に入りのシーンをブックマークに登録して好きなときに呼び出したり、プレイリストに再生したいファイルを登録して連続再生したりといったことも可能だ。

オーディオの再生能力も高い。あくまでも筆者の主観だが、環境はまったく変更していないにもかかわらず、これまで使用していたプレイヤーに比べて音質が向上し、広がりや深みが感じられるようになった気がする。

ハードディスク上のDVDイメージを再生することができる点も、DVDのオーサリングをやっている身には便利だ。また、対応している映像フォーマットの種類が豊富で、ほとんどの映像を「WinDVD 6 Platinum」1本で再生できる。実のところ、このソフトが本領を発揮するのはなんといってもDVDの再生時であり、MPEG-4ファイルなどの再生では再生速度の変更など、いくつかの機能が使えなくなる。だから映像ファイルの再生に関しては、日頃使っているフリーソフトの方が機能も豊富で便利だ。だが、再生される映像や音声の美しさを考えると、じっくりと楽しみたい作品の再生には「WinDVD 6 Platinum」を使いたい気持ちになる。

ムービーの視聴をより楽しいものにする製品作りを行っております。例えば、Quick Clip（クイック クリップ）やスムース・リバースプレイバックといった機能により、ムービー視聴の楽しみを別のレベル（好みのシーンを共有したり、逆さにビデオを見てみたりと）でもたらすものも搭載しております。また、「Platinum」バージョンのみに搭載されるTrimension DNMでは、動きの速いムービーを見る場合でも、画像のブラーやモーションジッターを防ぐことができます。

開発中に苦労した点
今回より投入しているCPRMやIntel HighDefinision Audio、Trimension DNMといった新しいテクノロジーは先進のテクノロジーであり、InterVideoでは非常に多くの努力が費やされています。これらにより互換性、機能性、操作性において競合製品に十分に勝った製品ができていると考えています。

ユーザにお勧めする使い方
「WinDVD 6 Platinum」でのDVD再生は映画の好きな方や、ビジネスで出張に出られる方、テクノロジーに関心の高い方にアピールするのではと考えています。使い勝手の改善はもちろんですが、先進的な機能であるWMV-HD、Trimension DNM、WMV 9のサポート、DVD-Audio、HDAudioといった新機能を好みのムービーで満喫いただければと思います。

今後のバージョンアップ予定
InterVideoは先進のテクノロジーやパソコンでムービーを満喫いただく、さらなる機能を取り込んでいくことに尽力しています。今後ともInterVideo製品にご期待いただければと思います。