計算結果を自動的に記憶して、直前の結果との「差」を表示する電卓ソフト。計算履歴を確認する「検算モード」や、数値を入力していくだけで合計を算出する「合計モード」を備えている。背景デザインの変更も行える。「一般事務電卓」はその名の通り、事務処理に適した機能を備えた電卓ソフト。大きな特徴は、計算結果を自動的に「M1」「M2」というメモリに保存し、最新と直前の「差」(M1−M2)を常に計算・表示すること。M1/M2に保存されている値を任意に選択して、その差を出せるほか、M1+M2の計を出すこともできる。計算結果に「メモ」をつけておくことも可能だ。
「検算モード」「合計モード」の二つのモードも特徴のひとつ。検算モードでは、10回前までの計算式を表示し、入力ミスがあった場合には計算式を修正して再計算できる。メモがつけられている計算は、マウスをポイントすることで内容を確認できる。入力欄に計算式を直接書き込んで、計算させることも可能だ。合計モードは、入力欄に複数の数値を書き込むだけで、合計を求めることができるもの。
通常の計算では、正負ともに最大12桁までの入力に対応。整数部と小数部の桁数の合計が12桁を超えた場合はエラーになる。「差」「計」の自動計算の場合は、15桁まで対応する。小数部は4桁まで有効で、5桁以上は四捨五入される。計算は数値が入力した順番に行われる。
パーセント計算も可能。例えば「200+20%」は「200+(200×20%)=240」になる。税込/税抜計算では「税込み価格」「税抜き価格」「消費税」「元の値」を切り替えて表示してくれる。いずれも専用のボタンが用意され、簡単に計算できる。税率は初期値で5%となっているが、0〜99%の範囲で任意に設定することが可能だ。
好みにより、電卓の背景デザインを変更することが可能。JPEG形式の画像ファイルを用意すれば、オリジナルのデザインにカスタマイズできる。そのほか、クリップボードを経由して、表示中の値を他のアプリケーションに貼り付けることが可能。他のアプリケーションでテキストを範囲選択し、合計モードに切り替える際に取り込めるといった、入出力補助機能もある。