デジタルカメラをパソコンに接続するだけで、デジカメ内の画像をパソコンに転送し、振り分け保存してくれるソフト。撮影日時で画像を分類・リネームすることも可能で、面倒なデジカメ画像の管理を楽に行うことができる。使い方はきわめて簡単だ。「PhotoTransfer」を起動した状態で、取り込みたい画像が保存されているデジカメをパソコンに接続する。接続するものはデジカメに限らず、メモリカードリーダでもUSBメモリでも、パソコンでリムーバブルメディアとして認識されるものであればよい。「PhotoTransfer」はリムーバブルメディアを監視し、接続が確認されると、あらかじめ設定したフォルダ/ファイル名で自動的に転送・保存する。
設定できるのは、転送・保存するフォルダと振り分け先フォルダ、振り分け後のファイル名。振り分け先フォルダや振り分け後のファイル名には、任意文字列のほか、ファイルの撮影年月日・時分秒を使うこともできる。例えば、フォルダフォーマットとして、
- @Y年\@Y年@M月\@Y-@M-@D
と指定すれば、2004年6月1日に撮影した写真は、「PhotoTransfer」が生成する- 保存フォルダ\2004年\2004年06月\2004-06-01
に保存される。ファイル名も同様の書式で記述することが可能。振り分け先に同名のファイルがあった場合は、「常に上書き」「常にスキップ」「内容を比較し、異なっていたらファイル名を変更」から処理方法を選択できる。もちろん、振り分けやリネームを行わず、転送だけすることも可能で、転送後にリムーバブルメディアのファイルを削除するオプションも用意されている。
リムーバブルメディアから取り込む画像だけでなく、ハードディスクに保存されている画像ファイルの振り分けも可能。この機能では、指定フォルダ(サブフォルダを含む)内のファイルを、デジカメ画像と同様の設定で振り分けてゆく。
常駐するタスクトレイアイコンのメニューからは、ファイル名フォーマットなどを指定する設定画面を呼び出せるほか、「ファイル転送時に振り分け/リネーム処理を行うか」「リムーバブルドライブの監視を行うか」といった項目を直接、指定できる。