複数のテキスト文書をまとめて管理できる独自フォーマット「ワークブック」を採用したテキストエディタ。「mEdit for MacOSX」は、一般的なテキストファイルの編集のほか、複数の文書(ワークシート)を「ワークブック」として1ファイルにまとめ、タブ切り替えで編集できるテキストエディタ。文字のカット/コピー&ペースト、書式の設定や文字列の検索・置換といった一般的なテキスト編集機能のほか、「文字色をグラデーションにする」「文字列に括弧を付ける」「簡単な数式計算を行える」といったユニークな機能を備える。文字のフォント/サイズ/色/スタイルは1文字単位で変更することが可能。タブは任意サイズで設定できる。ルーラ表示機能や簡易印刷機能もある。
メイン画面は、テキスト編集エリアの上にツールバーが配置された、テキストエディタとして標準的な構成。ツールバーは、「標準:ファイルとワークシートの操作」「書式設定:文字単位の書式」「検索・置換」「ツール:その他の付帯機能」「テキスト定規(ルーラ)」の5種類が用意されている。各ツールバーは、表示/非表示を切り替えられるほか、表示順を変更することもできる。
最大の特徴は、複数のテキスト文書をまとめて管理できる独自の「ワークブック」機能だ。ワークブックは、Microsoft Excelのように、1ファイル内に複数の文書(ワークシート)を作成できるもの。複数文書を切り替えながら編集し、1ファイルとして保存できる。ワークシートの編集中に、別のワークシートを参照することも可能だ。新規ワークブックを開くと、3枚の空白ワークシートが自動的に作成される。ワークシートの追加または削除は自由に行える。既存のテキストファイルやクリップボードからワークシートを作成することも可能。ワークシートには任意の名前を付けられる。
ワークシートの表示は、タブ形式/カラム形式のいずれかを選択できる。タブ形式では、画面下部のタブにより、表示するワークシートを切り替える。カラム形式では、画面が左右に2分割され、ワークシートの名称リストが左に、テキスト編集エリアが右に表示される。いずれの表示方式でも、画面上から簡単にワークシートの順番の入れ替え/削除/複製を行える。ワークシートの名称変更も可能だ。
そのほかにも、
- 現在の日付/時間の挿入
- 文書全体または選択個所の文字数カウント
- テキストに半角数字で記入した数式の計算
- 選択範囲の文字色を1文字ずつ段階的に変化させる「ワードグラデーション」(赤→青、青→緑→青など、10種類の配色から選べる)
- 選択文字列を任意の「括弧」で囲む(17種類から選べる)
といったユニークな機能を備えている。