指定フォルダを「ごみ箱」などの特殊フォルダに見せかけたり、ドライブを非表示にすることで、第三者のアクセスを防ぐプロテクトソフト。「Mirage Colloid」は、指定したフォルダを「ごみ箱」「コントロールパネル」といった特殊フォルダに偽装し、フォルダ内のファイルにアクセスできないようにするソフト。フォルダを隠し属性にすることでフォルダ自体を見えなくしたり、ドライブごと非表示にしたりできる。
簡単な操作が特徴。基本的な操作は、フォルダをドラッグ&ドロップで「フォルダリスト」に登録し、「全て偽装」ボタンを押すだけでよい。偽装されたフォルダはマイコンピュータやエクスプローラ上では特殊フォルダとして扱われ、アクセスしようとしても特殊フォルダが開く。表示アイコンも特殊フォルダのものになる。
偽装用として利用できる特殊フォルダは、
- ごみ箱
- コントロールパネル
- マイ コンピュータ
- マイ ネットワーク
- プリンタと FAX
- タスク
- Internet Explorer
で、プルダウンメニューから指定する。複数のフォルダをフォルダリストに登録することで、まとめて偽装することが可能。リストは最大6個まで保存でき、仕事やプライベートなど、状況に応じて偽装フォルダを使い分けられる。登録されたフォルダは個別にリストから削除できるほか、まとめてクリアすることもできる。ただし、リスト内のフォルダを個別に選択して偽装/偽装解除することはできない。パスワードを設定し、偽装解除時に入力を要求することもできる。「Mirage Colloid」の起動自体にパスワードを設定することも可能だ。
偽装時にフォルダ属性を「隠し属性」や「システム属性」に自動的に変更する機能もある。エクスプローラのフォルダオプションにある「隠しファイルおよび隠しフォルダを表示しない」の設定項目を無効にする機能を備えており、フォルダ自体を見えなくしてしまえる。
特定機能のショートカットを作成し、アイコンにドラッグ&ドロップするだけで、ただちに処理を実行させることも可能。
- ドラッグ&ドロップしたフォルダの偽装/偽装解除
- リストに登録してあるフォルダの偽装
- リストに登録してあるフォルダの偽装解除
- ファイルのヘッダ部分(先頭部分)の暗号化
- システム属性への変更および解除
の各機能を持つショートカットを作成できる。偽装/偽装解除に関しては、コマンドラインで実行することも可能だ。フォルダ以外に、指定ドライブをエクスプローラやマイコンピュータなどで表示されないように隠すこともできる(ドライブへのアクセス自体は可能)。