マウスを右クリックした際に表示されるコンテキストメニューの内容を編集できるソフト。「Contexter」は、右クリックで表示されるコンテキストメニューの表示項目や、「送る」先のアプリケーションなどを手軽にカスタマイズできるソフト。メニュー項目の追加・削除などを編集できるほか、既存の「送る」メニュー項目を通常のコンテキストメニュー項目に変換することもできる。ユーザが直接、レジストリを操作することなく、手軽にメニューを編集できるのが特徴。
「Contexter」が、コンテキストメニューに関して提供する主な機能は、
- メニューに追加
- メニューの編集
- 「新規作成」項目の追加・削除
- 「送る」項目の追加・削除・名前の変更
の四つ。設定画面は、機能ごとにタブで分類されているのに加え、設定そのものもチェックボックスのON/OFFを中心としたもので、わかりやすい。「メニューに追加」では、ファイル/フォルダを右クリックした際の項目を追加できる。実行するプログラム、コマンドライン引数、メニューに表示される項目名のほか、ショートカットキーを設定できる。複数の拡張子を同じ内容でまとめて設定し、追加することが可能だ。
現在のメニュー内容は「メニューの編集」で変更・削除する。「追加」同様、拡張子ごとにプログラム、引数、項目名、ショートカットキーを変更できる。メニューに表示する/しないもチェックボックスのON/OFFで簡単に変更することが可能。ダブルクリック時の動作を変更することもできる。通常は「開く」と同じ動作になるが、例えば「印刷」などにして、ダブルクリックと同時に印刷を開始させることも可能だ。
デスクトップなどを右クリックした際の「新規追加」、ファイル/フォルダを右クリックした際の「送る」も編集できる。「新規作成」では、空のファイルを作成できるだけでなく、あらかじめ設定したテンプレートを開くことができる。「送る」では既存項目の「名前の変更」「削除」「バックアップ」の機能があるほか、別ウィンドウでファイル/フォルダを選択し、新規登録することが可能。
そのほかにも、Windows Media Player関連のメニューを非表示にするなどの機能がある。コンテキストメニューのカスタマイズ時には、実際にはレジストリが編集される。「Contexter」が操作するレジストリに関しては、「Contexter」でバックアップを取っておける。