画像ファイルにテキストテロップ(字幕スーパー)を組み合わせて、好きな順番で再生できるソフト。「テロップ送出器」は、ボタンを押すごとに、あらかじめ用意した画像やテキストテロップを切り替えて表示するソフト。「テロップ送出器本体」「テキストテロップ作成ソフト」「プレビューソフト」の3本で構成される。テロップ送出データの作成は、以下の手順で行う。
- JPEG形式やBMP形式の画像ファイルや、テキスト素材を用意する
- 「テキストテロップ作成ソフト」で、テキストテロップデータを作成する
- 「テロップ送出器本体」で、送出リストを作成する
- 「プレビューソフト」で表示の確認、リストの編集を行う
テキストを使わずに画像データだけを送出(再生)する場合は、「テロップ送出器本体」だけで作成から送出まで行うことができる。再生時の画面切り替えは、「テーク」ボタンとなるスペースキーを押して行う。再生ウィンドウの解像度は640×480ドット固定で、画面解像度の変更と復帰はワンクリックで行える。画面解像度は必ずしも変更する必要はないが、用意する画像ファイルのサイズは640×480ドットに統一する必要がある。
「送出リスト」は、素材を再生・表示する順番を記述したリスト。送出リスト作成画面では、素材種別や表示順、トランジット効果を指定する。素材種別は「ライブ素材」または「スーパー素材」を指定する。スーパー素材に指定すると指定した通過色が抜けて表示され、任意の素材に他の素材を重ね合わせられる。画面切り替え時のトランジット効果として、カット/フェード/ワイプ(左右)/スライド(上下左右)の8種類が用意されており、切り替え時間は、早い/中程度/遅いを選択できる。
「テキストテロップ作成ソフト」は、画面に字幕スーパーを表示するためのテキストテロップデータを作成するもの。ひとつのデータにつき、文字(字幕スーパーの文章)とマット(文字の背景)を、それぞれ五つまで設定することができる。設定可能な項目は、文字の色/フォント/文字位置/エッジ、マットの色/大きさとなっている。データはテキスト形式で記録され、作成したデータをBMP形式で保存することも可能だ。
「プレビューソフト」は、送出リストを指定して子画面に素材を一覧表示するツール。送出リスト編集機能を備えており、選択/コピー/貼り付け/削除を行える。送出リストはテキストファイルなので、エディタなどを用いて修正することも可能だ。