「EasyLogin」は、銀行の口座管理ページやオークションサイトなど、アクセスにユーザ認証が求められる場面において、ボタンクリックだけでWebブラウザを起動し、ログイン操作を行ってくれる自動化ソフト。ログインアカウントとパスワードを自動的に入力するだけでなく、ログイン用ボタンをクリックしてログイン手続きを完了してくれる。

画面は、縦長のツールバー風ウィンドウにボタンを並べたコンパクトなもの。ボタン風のほか、メニュー風のデザインに切り替えることも可能。どちらもサイズはコンパクトで、常にデスクトップに表示させておいても、他の作業の邪魔にならない。それでも気になる場合は、タスクトレイに常駐させて画面を非表示にし、タスクトレイメニューから操作を行うこともできる。

「EasyLogin」を利用して、認証が必要なページにアクセスするには、Webページの登録名とURL、ログインネームやパスワードをセットにして登録する。入力用テキストボックスの名前（name）と、テキストボックスに入力するデータ（文字列）は、三つまで登録できる。フレーム名やフォーム名を指定することも可能だ。

自動ログインの際にクリックするボタンの種類は、通常のボタン（submit；HTMLのフォームとして作成されるボタン）か画像（image）のボタンかを選べる。必要な情報の入力のみを行い、ボタンはクリックしないという指定も可能だ。テストログイン機能があり、（通常の画面に戻らなくても）登録画面から直接、ログインテストを行える。

ただし、使い方はちょっと難しい。というのも入力用のテキストボックスを特定するために、そのテキストボックスの「名前（name）」を指定しなければならないからだ。この「名前」とはWebページ上に見えているラベル名ではなくて、HTMLのソースコードに書かれている「フォームに割り当てられた名前」なので、ソースを表示して、なおかつ該当するフォームが書かれている部分を探し出す必要がある。

あらかじめ郵貯やイーバンク銀行、Yahoo! JAPAN、BIDDERSなどの設定が登録されいて、これらについてはログイン名やパスワードを入力（既存の登録データを修正するという形）だけでいいが、それ以外のサイトで使いたい場合は、入力用フォームの記述法についてだけでいいから、HTMLについてちょっとかじっておくことをお勧めする。

開発中に苦労した点
簡単かつ便利で、誰にでも使用できるように、コンパクトにすることが大変でした。

ユーザにお勧めする使い方
パスワードなしのページでも頻繁に利用するサイトを登録して、ボタンクリックのみでそのサイトが一発起動しますので、大変に便利です。

今後のバージョンアップ予定
バグの修正は常時行っていきたいと思います。追加機能は、Web解析機能、解析結果自動登録、氏名・住所等のマウス入力機能、ブラウザに記載されているURLページを一発起動、ブラウザに記載されている語句の検索機能など予定しております（デラックス版となるかもしれませんが……）。