「At The Zoo」は、青年と女の子の二人のキャラクタを交互に切り替えて使うシステムが特徴のアクションパズルゲーム。飼育係の青年は、麻酔銃を操作し、肉食動物を眠らせることができる。力があるので、倒れた樹やイス、壊れたベンチ、眠っている動物を押して動かしたり、工事用のバリケードを持ち運んだりすることができる。ただし、なぜか一切の動物に好かれないため、肉食動物、草食動物を問わず、動物に触れたり、前に立ちふさがったりすると襲われてしまう。

女の子は、まだ小さくて力がなく、バナナ以外のものを運んだり、押したりすることはできない。しかし、草食動物をなつかせて好きなところまで連れていき、その場で待機させることができる。動物園内で逃げ遅れたお客さんを誘導することも、女の子の役割だ。

プレイヤーが操作するキャラの切り替えは、キャンセルキー（【Esc】/【X】）で行う。一度に操作できるのは一人だけ。二人を交互に操作し、画面上のすべての肉食動物を麻酔で眠らせ、草食動物を檻の中に入れることができれば、ステージクリア。ただし、麻酔は効力を発揮するまでに数秒かかる（時間は動物により差がある）。また、肉食動物は麻酔銃で撃たれたとたん、怒って襲ってくるため、注意が必要。動物に襲われ、飼育係や女の子、草食動物などが傷ついたらゲームオーバーとなる。

なかでも、動物を麻酔銃で撃ったあと動物が眠り出すまでに時間がかかるというアイデアがおもしろい。これがあるために、動物を撃つまではパズルゲームの要素が強く、撃ったあとは、アクションゲームとしての要素が強くなるという、類を見ないユニークなゲームになっている。たとえパズルとしてはうまく解けても、怒った肉食動物に追いつかれて、飼育係はもちろん、女の子や草食動物などが襲われてしまったらアウトなので、ステージクリアはなかなか難しい。眠った肉食動物を他の肉食動物の動きを妨げる防壁として使用するには、怒らせたあと、思い通りの方向に誘導するテクニックも必要となる。ステージ数そのものはそれほど多くはないが、すべてをクリアするにはかなり手こずることだろう。

開発中に苦労した点
いまどきのパソコンではあまり問題ないのでしょうが、私の使ってるパソコンはスペックが低く、1ステージに出せる猛獣は3頭が限界でした。それ以上出すと動作が重くなるため、ステージのバリエーションが乏しくなったのには困りました。結果的にはそのおかげでバナナやバリケードといったアイテムを使うことを思いつきましたし、私同様、低スペックのパソコンをお使いの方にも遊んでいただけるものになり、これはこれでよかったのかなと思ってます。

ユーザにお勧めする使い方
パズルとしてはそれほど難しくはないと思いますが、もし詰まられましても、ホームページで攻略法を公開しておりますので、ぜひ最後まで遊んでいただければと思っております。

今後のバージョンアップ予定
バージョンアップの予定はありませんが、バグや改善すべき点が見つかりましたら、修正していきます。