Web検索機能やウィンドウ操作機能を搭載した多機能ランチャ。「お忍びランチャー。」の名の通り、普段は隠しておき、必要なときにだけ呼び出してアプリケーションの起動やWeb検索を実行できる。「お忍びランチャー。」は、
- アプリケーションを起動する「ランチャーモード」
- Web検索を行う「検索モード」
- ウィンドウ操作を行う「お忍びモード」
の三つのモードを持つランチャ。「ランチャーモード」「検索モード」は、それぞれ独自のウィンドウを持ち、マウスの中ボタン(ホイールボタン)やホットキーで呼び出せる。「お忍びモード」では、ウィンドウは表示されないが、マウス中ボタンでウィンドウ操作を行える。いずれのモードでもすばやく、快適に操作できるのが特徴。「ランチャーモード」は、ページ切り替え式のボタン型ランチャとして機能するもの。サイズを自由に変えられるウィンドウの中にアイテムのアイコンを置いて使う。作成できるページは最大5ページ。ページの切り替えは、右クリックで行える。ウィンドウ上部に設けられた「実行メニューボタン」から開けるツールメニューに、プログラムを登録して実行することも可能。初期状態で「コマンドプロンプト」「レジストリエディタ」などが登録されている。「マイ ドキュメント」などの特定のフォルダや、ユーザが定義したフォルダをすばやく開ける「クイックアクセス」機能もある。
アイテムの登録は、ショートカットをドラッグ&ドロップすることで行う(ショートカットのドラッグ&ドロップは「移動」になるため、既存のものを残したい場合は、【Ctrl】を押しながら行う)。
「検索モード」では、「Yahoo! JAPAN」「Excite」「AlltheWeb」「Google」といった主要検索エンジンをはじめ、「goo大辞林/英和/和英/郵便番号」「えきから時刻表」「Mapfan Web」など、計19のサイトを使って検索を行える。「検索モード」ウィンドウは、ホットキーで(ランチャーモードを介さずに)呼び出すことも可能。ホットキーから検索モードを呼び出した場合、クリップボードにあるテキストを検索文字列として貼り付けることもできる。検索文字列にURLを入力して、ブラウザで開くことも可能。文頭が「ttp://」「tp://」「www.」の場合は、URLと見なして補完してくれる。さらに、ファイル名を入力して、そのファイルを開く(実行する)ことも可能だ(「ファイル名を指定して実行」と同じ操作)。
「お忍びモード」では、マウスポインタ直下のウィンドウに対する操作が可能。実行できる操作は「ウィンドウを閉じる」「ウィンドウの最大化」「ウィンドウの最小化」「ウィンドウの移動」の四つ。選択文字列を「検索モード」に渡す機能もある。「お忍びモード」での操作はすべてマウスの中ボタンとホイールで行える。
そのほか、中ボタンのダブルクリックだけで「Windowsの終了」ダイアログを表示したり、ポインタが「お忍びランチャー。」と相性の悪いアプリケーション上にあるときに、「お忍びランチャー。」の動作を抑制したりといった機能もある。