円や線を基調にした不思議な幾何学模様を描ける“落書き”ソフト。単一色のフルスクリーン画面上に、マウスの軌跡に沿って色とりどりの円や渦巻きなどの模様が描かれる。「CJ マシーン」は、「CJ デザイン」と呼ばれる描画パターンを使い、“サイバーでジャンクな”雰囲気に満ちた模様を描けるユニークなソフトだ。ボタンを押しながらマウスを移動させると、その軌跡に沿うようにCJ デザインが描かれてゆく。特別な形状を持つカスタムブラシで絵を描くのにやや近いが、
- マウスボタンを押し続けている間は、繰り返しCJ デザインを描く
- CJ デザインは一定時間ごとに切り替わる
- 対称的な複数の描画ポイントを持ち、マウスを移動させるだけで幾何学模様を描ける
点などが異なる。CJ デザインには「基本図形」(円、線、ビットマップ)、「描画方法」(円描画、対角描画、渦巻き描画)、「描画色」といった情報が含まれており、実に多彩な模様を描き出せる。描画色には色の変化が設定されているため、描画中に色が変化してゆく。このため、マウスを移動させず、ボタンを押し続けるだけでも、模様が点滅するように見える。もちろん、マウスを移動させながらボタンを押し続ければ、それこそ無限のパターンを持つ万華鏡を見ているか、トンネルワープを行っているような感じで、“サイバーでジャンクな”雰囲気全開となる。CJ デザインは、「おバカ」「メルヘン」「瞑想」「覚醒」の各カテゴリに分類され、カテゴリ単位または全カテゴリで使うCJ デザインを選択できる。また、個別のCJ デザインを指定して、ユーザがリストを作成することもできる。
実行中はフルスクリーンになり、背景色の初期設定は黒。起動するとディスプレイが真っ黒になり、「いったい何事が起きたか」と思わせるが、スペースキーまたは【Enter】/【F4】キーを押すか、マウスの右クリックから「開始」を選択すると描画を開始できる。
実行中にBGMを流したり、マウスクリック時のビープ音を鳴らしたりすることも可能。背景色の変更や、背景に余白をつけるといったことも可能。