ソフトを開発しようと思った動機、背景
実は、前作がDirectX によるゲーム作成が初めてだったんですね。そのときには「どうすれば3Dのゲームが作れるか」「どうすれば3Dで動かせるか」──そんなことを考えるだけで精一杯で、プレイしてくれる人のことまで考える余裕なんて、まるでありませんでした。実際にできあがったものもひどく「おそまつ」な出来栄えで、制作者本人がまるで納得がいっていませんでした。前作を作り終えた段階で、プレイしてくれる人のことも少しだけ考えられる余裕も出てきましたし、技術的な面での知識も多少増えました。作り方の「流れ」のようなことも以前よりはわかりましたし、まだまだ表現したいこともありました。特に、一つの作品(前作)を作り終えるまでの過程で得られたことが多岐に渡り、多くの面で前作を超えられるものを作れそうだ、との判断に至り、続編の作成を決心しました。
開発中に苦労した点
前作との比較、に重点を置いていたことが、「気苦労」としてあったのが一つでしょうか。「続編」として作るからには、あらゆる点で前作を超えたい、と考えていましたので、前作を作る中で表現しきれなかったこと、技術が足らずに断念したアイデア等、それらをできるだけ盛り込んでいけるように、と作ろうとしたことが大変だったように思います。爽快で、スピード感があり、長く遊べる──そんな風に思ってもらえるようにと、いろいろと手をかけました。
ゲームのあまり得意でない人にもやってもらえるように、難易度の調整をしたことも一つありますし、ゲームのうまい方にも遊んでもらえるように、隠し要素等を盛り込んでいったことも苦労した点でしたね。より多くの人に、より面白い、と思ってもらえるように力を入れたことが一番だったかもしれません。
それとは別次元の話では、苦手な数学の勉強が必要になったことも一つありますね(笑)。
ユーザにお勧めする使い方
最初はクリアするまでを楽しんでもらえたらな、と思っています。飽きないように、コースごとに背景等に特色を出したつもりですので、見て楽しんでもらえたらうれしいと思います。いろいろなテクニック等がありますが、それらを使わずにクリアすることも可能ですので、ゲームのあまり得意でない方にも楽しんでいただけたら、と思います。
クリアしてしまった方は、隠しコースが五つ用意してありますので、探していただいてもおもしろいかもしれませんし、隠しテクニック等もありますので、それらを駆使して最速タイムを目指すのも、一つの楽しみ方だと思います。ブースト全開でストレス解消するのにもいいかもしれませんね(笑)。
今後のバージョンアップ予定
Ver.1.2→1.3に際して、かなり大々的に修正を行いまして、難易度の調整を行い、かなりやさしくなったのではないかと思います。現在作者が確認しているバグがほとんどない状況ですので、今後のバージョンアップに関しては、いまのところ未定としています。
現在さらに続編の作成に取りかかっておりますが、まだまだ何もできていないような状態ですので、続編の完成までには多大な時間を要すると思います。ですので、「XELPHI -Second Limit-」のバージョンアップよりも、そちらの作成に労力を費やしたいと考えています。
(Senu)