新人営業マンとして自社の教材を売り込む訪問販売ゲーム。ゲームは、「3ヵ月間にできるだけ多くの客を訪問し、ひとつでも多くの契約を手に入れなければならない」という設定。契約を成功させるために、「アポ」と「デモ」を繰り返す。客と会う約束を取りつけるのが「アポイントメント(アポ)」。客の自宅を訪問して製品を売り込み、相手に製品の購入を納得させるのが「デモンストレーション(デモ)」だ。仕事のスケジュールは、毎週月・水・金曜日がアポ、火・木・土曜日がデモの日と決められている。日曜日は休日となっている。
アポの日に出社して自分の席に着くと、ブロック崩し風のミニゲームがスタートする。プレイヤーは画面下部を左右に移動して、上から落ちてくる赤いボールに体当たりして打ち返す。画面上では、多くの社員や白いカードが動いており、この白いカードにボールを当てるとアポ成立となる。画面内を移動する社員を打ち落とすと、アポやデモなどの能力が上下する。1分の制限時間内に、多くのアポを取っておく必要がある。
デモの日には、アポが取れた客の家を訪問する。前日に人数を確保できたからといって安心はできない。会社側は当日の朝、アポが取れた客に事前確認をするのだが、ここで客が断ってしまうこともある。断られた場合はデモがなくなるので、もう一度アポを取り直す羽目になる。デモの確認が取れたら、いよいよ訪問販売開始となる。
訪問販売はターン型のバトル形式で行われる。プレイヤーは「トーク」「特技」「聞く」といった能力を駆使して、客の購入意欲を高める。客も「反論」などでプレイヤーの体力を削ってくる。プレイヤーの体力が0になると、その家から撤退しなければならない。客の購入意欲が最終段階まで高まったら、「最後の一押し」だ。「情熱」的にいくか、「脅し」て迫るか、「泣き落とし」で絡めるか、「とにかく粘る」のか──相手が契約する気になる選択肢を考えて、選ばなくてはならない。
デモやアポを有利に進めるには、日ごろの行動も重要。同僚や上司に話しかけると特定の能力が上がったり、デモで利用できる「特技」を授けてもらえることがある。残業で能力を上げるなどして、少しずつ営業能力を高めていくのがポイント。月末には契約件数に応じた給料がもらえる。月の初めには家賃なども払わなければならない。すべては契約件数次第だ。