マウスで形を描くだけで3Dイラストを作成できるグラフィックソフト。わかりやすいツールボタンを使ったインタフェースで、小さな子どもでも3Dイラストを描ける。描画エリアである「スケッチブック」にマウスやタブレットで適当な形を描くだけで、絵を自動的に立体化してくれるのが特徴。最初に基本となる形を描画すれば、そこにでこぼこをつけたり削ったりといった編集を行うことで、自在に3Dモデルを作れる。
モデル描画に使えるペンには、通常のペンのほか、四角い箱や板を描く「掃引体ペン」、輪郭線を断面とした回転体を描く「回転体ペン」、左右対称のモデルを描く「ミラーペン」などが用意されている。モデル上に線を描く、でこぼこをつける、変形させる、色をつけるといった編集が可能。3Dモデルは自由に回転させることが可能で、さまざまな角度から形を確認しながら、思い通りに作れる。回数の最大値を設定できるUndo/Redo機能も備える。
3Dモデルの表示法は「シェーディング」「ワイヤフレーム」のいずれかのモードから選択できる。さらに、シェーディングモードでは、手書き風の「手書き」と「フラット」表示が、ワイヤフレームでは、「陰線消去」「全表示」の各表示が可能になる。
スケッチブックの背景には、色を付けたり画像を置いたりすることができる。印刷のほか、BMP/JPEG形式でのファイル出力が可能で、背景画像と組み合わせることで、さまざまな用途に使える。
操作は非常に簡単。わかりやすいイラストが描かれた大きなツールボタンにより、小さな子どもでも戸惑うことなく使える。画面下部には、マウスポインタの位置に応じてツールボタンの機能説明が表示されるようになっている。