ソフトを開発しようと思った動機、背景
妻からの要望です。「シンプルで機能の少ない家計簿ソフトがほしい」ということで作成したのがVer.1.0です。開発中に苦労した点
「シンプル」のあたりに苦労してます。
ユーザにお勧めする使い方
年間集計で金額をクリックすると、その細かい内訳が表示されます。「9月の娯楽費30,000円になってるけど、こんなに使ったっけなぁ」というようなとき、ご納得いただくのにお役に立ちます。
特筆しておきたい機能として「0円入力」と「日記」があります。それぞれ別の方からご要望いただいたのですが、ともに目からウロコが落ちる思いでした。「0円」は、例えば「食費、社長のおごり、0円」というようにお使いいただけます。このように入力したい旨のメールをいただいて、私にはない発想でしたので、大変に感動した覚えがあります。
「日記」は、「その日の支出について思い出すのに、その日の出来事について書いてみるのは非常に有効な手段である」というアドバイスをいただいて作成した機能です。家計簿の本分は、無味な数字の列挙(これはこれで私には魅力的なのですが)ではなく、その数字一つひとつに意味を持たせることにあるのだと思います。それゆえに「0円」と「日記」は、「サバノワ」必須の機能となっております。
また、小数の入力と通貨単位の変更ができますので、海外在住の方にもお使いいただけます。このご要望をいただいたときには、インターネットをやっててよかったなぁと、しみじみ感じ入りました。日本にいる私には思いもよらないことでしたので。
今後のバージョンアップ予定
たくさんご要望いただいているにもかかわらず、鬼門として避けて通っている「印刷機能」をいつかは持たせたいと思っております。さらには、予算機能です。煮詰めていきたいです。
当初は「機能の少ない」家計簿でしたが、みなさまからのご要望にお応えしているうちに徐々に機能の方も増えてまいりまして、「増えた機能をどう見せないようにするか」というのが今後の課題になってくると思われます。一見シンプルで必要最小限の機能しかないようだが、実際にはあんなことやこんなこともできる、使う人によってまったく違うソフトになってしまうのが理想です。
(ハリン)