ゲーム画面となる碁盤目状の格子の交点上には、プレイヤーが操作する緑色の玉が1個のほか、青・赤・白の玉、四角い白ブロックがランダムに並ぶ。プレイヤーはカーソルキーを使って緑玉を動かし、他色の玉やブロックの上を通過させながら、最終的にステージの上部にあるクリアゾーンに到達させるのが目的。

青・赤・白の玉は色によって働きが異なる。緑玉を移動できるのは、青玉がある位置のみで、赤玉上には移動できない。また、白玉のある位置に緑玉を移動させると、玉がはじかれ、反対方向に1目分飛ばされる。また、白色のブロックは白玉と同様、緑玉をはじくが、（1）常に動かず色も変わらない、（2）白玉や他の白ブロックにはじかれた緑玉を上に載せることができる、という特殊な性質がある。

青・赤・白3色の玉は時間の経過につれて色が変わり、格子上での位置が刻々と入れ替わっているように見える。プレイヤーはタイミングを計って緑玉を移動させ、制限時間内にクリアゾーンに誘導しなければならない。クリアゾーンに達する前に、その他の3辺＝アウトゾーンに出てしまうか、制限時間内にクリアゾーンに到達できない場合はゲームオーバーとなる。クリアゾーンに達するとステージクリアとなり、次のステージに進める。

ステージは「ゲームモード」が20面、練習用の「トレーニングモード」が5面用意されている。緑玉のスペアは3球だが、99回までコンティニューすることが可能だ。

最初のうちは、青玉が現れてくる経路を順に移動するだけでよいが、青色になった位置へカーソルキー操作のタイミングを合わせるのはなかなか難しい。また、青玉が上下左右に現れない場合、つまり「経路」が白ブロックでがふさがれているステージでは、「はじき」を利用して、白ブロック上を移動していく工夫が必要になる。

はじきの基本的テクニックは、白玉や白ブロックが元の進行方向と逆にはじく性質を利用して、反対側の白ブロックに載せるやり方だ。ドキュメントによると、白玉については、左右の端を除いて「横」にはねかえす性質があるので、これを利用するテクニックを身につけると、横移動がラクになってくる。

単純なルールながら、実際にプレイしてみるとかなり奥が深い。慣れてくると、クリアゾーンまでの「経路」を見通すことができるようになり、俄然おもしろ味が増してくるはずだ。

開発中に苦労した点
新しいゲームなので、プログラムのお手本が何もないのが制作上の苦労です。あとは比較的古いMacでもサクサク動くようにゲームを作っていたので、全般的に手間がかかったことです。

ユーザにお勧めする使い方
作者は、あまりマニアックなゲームよりも万人向けのゲームが好みなので、シンプルで遊びやすく仕上がっています、気軽にお楽しみください。

今後のバージョンアップ予定
このバージョンが最終の予定です、あとはバグがあったら、手直しをするぐらいになります。