画像入りの文書を作成し、そのままHTMLメールで送信できるソフト。作成した文書は、HTMLファイルやJPEGファイルとして保存・印刷することが可能で、メールだけでなく、ホームページやポストカード、ビジネス文書を作成できる。メール送信機能は、Microsoft Outlook 98以降またはOutlook Express 5以降で利用できる。操作は非常に簡単で、はじめてでも直感的に行える。レイアウトは、テキストや画像を貼り込む「編集ボックス」を好きな場所に配置するだけでよい。編集ボックスには、画像をはめ込む画像用ボックスと、テキストを書き込む文字用ボックスがある。画像用←→文字用の切り替えはマウスクリックだけで行える。さらに、編集ボックスには3列×3行の表タイプと、個別に位置やサイズを変えることができ、より自由度の高いフリータイプがあり、これらを組み合わせて文書を作成してゆく。
画像の読み込みは、エクスプローラ風の選択画面で行えるほか、デジカメやスキャナなどのTWAIN機器から直接取り込みで行うこともできる。画像用ボックスをクリックすると、ボックスの隅に「画像一覧」「TWAIN機器」といったボタンが表示され、このボタンのクリックから簡単にファイルを読み込めるようになっている。読み込んだ画像は編集ボックスの大きさに合わせて自動的にリサイズされるが、ユーザが任意に拡大・縮小することも可能。自由に“使いたい部分だけを使う”ことができるよう工夫されている。
画像に調整を施すこともできる。「色合いを自然に」「色合いをくっきり」「暗い画像を明るく」といった自動調整や、明るさ・コントラストの手動調整を行えるほか、画像の回転や切り抜きを行うことも可能だ。
テキストはフォント種類を指定できるのはもちろん、文字色、枠色/背景色、太字、斜体、下線、取消線、左寄せ/中央寄せ/右寄せなどの設定が可能。また、文字用ボックスとは別に、タイトルや宛名、作成日といった情報を入力するためのタイトル欄を置くこともできる。
作成した文書は、「メール送信ボタン」をクリックするだけのワンタッチ操作でメールで送信できる。新規メッセージ作成画面を表示した状態でOutlookまたはOutlook Expressが起動するので、あとは宛先や件名を入力して送信すればよい。メールで送信する以外にも、HTMLファイルや文書全体をJPEGファイルとして保存することもできる。
「文書」「画像」「フォーム」の3種類が用意された一覧画面では、フォルダ作成、ファイルの移動、コピー、削除といったファイル管理を行える。「画像一覧」では、フォルダ内ファイルの一括リネーム機能もある。「画像一覧」から呼び出す「画像表示画面」では、スライドショウを行うことが可能だ。