「タイプ・オン・ザ・ヒル」は、タイピングで敵と戦うアクションゲーム風味のステージクリア型タイピングゲーム。単にタイピングの速さと正確さを競うだけでなく、「一斉に攻めてくる敵キャラを、どの順番で倒してゆくか」といった、とっさの判断力も求められる。ルールは簡単。画面上部から出現する敵キャラには吹き出しが結び付けられており、プレイヤーが吹き出しに表示されている文字を正しく入力できれば、敵を撃退できる。吹き出しの中の文字は、意味のないアルファベットの羅列のこともあれば、意味を持つ単語のこともある。単語の場合は、単語の下にローマ字による綴りも表示される。敵によっては綴りの部分が伏せ字になっている場合もある。
敵が複数いる場合は、倒したいと思う敵の吹き出し文字を入力すれば、自動的に識別してくれる。入力の途中でターゲットを変更することも、もちろん可能だ。ほとんどの敵キャラは吹き出し文字1回の入力で消滅するが、なかには何回も入力を求められる“硬い”敵もいる。さらに上級のステージでは、一時的に入力を拒否する敵なども出現する。
ゲームの難易度は01から09までの9段階。それぞれ複数のステージから構成され、各ステージのラストにはボスキャラが登場する。
登場するすべての敵を撃破できるとステージクリア。画面上部から現れた敵が、一体でも画面最下部まで達してしまったらゲームオーバーとなる。ただし、各ステージの開始時には、画面下部に横一列に並んだ爆弾がプレイヤーに与えられ、すぐにゲームオーバーになることはない。敵の突進を防ぐのに失敗しても、爆弾が敵を防いでくれるためだ。なお、爆弾はタイプミスをするたびに一つずつ上に移動して、敵と接触・消滅しやすくなるので要注意。