「はじめての住所録PRO」は、はがき/封筒/ラベル用紙などへの直接印字機能を備えた住所録ソフト。初心者にもわかりやすいインタフェースで、簡単に操作できることが特徴。メイン画面はシンプルなデザインで、主な操作はメニューやツールバーから機能を選択することで行える。ツールバーボタンのサイズは大きく、機能名もわかりやすく表記されている。登録済みデータが画面中央に表形式で一覧表示され、リスト項目のダブルクリックで登録画面が開くなど、使い勝手がよい。
個人データを入力する登録画面は、住所や電話番号といった基本的な情報を入力する「基本」のほか、「勤務先」「その他」にカテゴリ分けされており、タブ切り替えで使用する。さらに「メモ」というタブがあり、このパネルでは任意のテキストを入力できる。氏名は漢字で入力するが、漢字入力した際の読み仮名は自動的にカナ欄に登録される。
住所・郵便番号の入力をサポートする機能として、郵便番号辞書機能を搭載する。郵便番号を入力して「〒検索」ボタンを押すと、対応する住所が住所欄に入力され、逆に住所を入力したあとでボタンを押すと、郵便番号が検索される仕組みだ。別途、郵便番号情報をインポートする必要があるが、辞書は日本郵政公社のホームページで提供されているCSVファイルからインポートできるため、常に最新の情報に更新することが可能だ。
用途に応じて機能をカスタマイズすることが可能で、「大分類」「小分類」という2段階の分類を付加し、それに応じて項目を仕分けできる。また項目に任意名称の「チェック」を追加することが可能で、例えば「去年年賀状をもらった人」などの「チェック」を追加して、仕分け情報として利用できる。
印刷機能も充実している。標準の状態で「はがき(縦横)」「年賀状」「封筒4号」「封筒3号」「ラベル」の各フォーマットに対応しており、選択するだけで、最適のフォーマットで宛名印刷を行える。ひとつの住所宛に複数人の名前を羅列する「連名」印刷も可能。もちろん、印刷時のフォントや文字サイズは自由に編集できる。印刷する/しないは、メインの一覧画面からダイレクトにON/OFFを指定できる。「チェック」項目の内容は、そのまま印字する/しないに反映させられる。
登録データはCSVファイルにエクスポートすることが可能。CSVファイルをインポートすることもできるので、他のソフトとの間で住所録データを交換することも可能だ。
そのほか、メイン画面下部に表示される「抽出」ペインでは、あかさたな順の行抽出や、データから特定のキーを検索する詳細抽出を行える。また、住所録に登録されたメールアドレスに対して電子メールを送付することができるなど、数多くの機能を搭載する。