多彩なコピー方法と機能を備えたバックアップソフト。細かな設定が可能で、自在なバックアップ/同期を行える。「HyBackUp」は、ファイル/フォルダ(ボリューム)のバックアップモードと、2フォルダ間の内容を同期させるシンクロモードを備えたバックアップソフト。差分コピーを行うため、高速に処理できる。誤って上書きした元ファイルを回復できる「過去ファイル履歴保管機能」をはじめ、多彩な機能を搭載する。ウィザードで簡単に設定を行える「初心者モード」も用意されている。
バックアップ/シンクロいずれのモードでも、コピー元のアイテム(ファイル/フォルダ)とコピー先のフォルダを指定した「リンク」が処理の基本単位となる。1リンクには最大100件のアイテムを登録できる。コピー先に、外部メディアやネットワークでつながったパソコンのフォルダを指定することも可能だ。
より安全にかつ便利に処理できるよう、さまざまな機能が用意されていることが大きな特徴。Finderのラベル、ファイルの拡張子やクリエータ、タイプなどをキーに、条件に合致したアイテムのみを対象にできる「抽出処理機能」、逆に対象から除外する「選択処理機能」、さらに削除対象となったアイテムを世代管理で保管し、万が一の誤操作に備える「過去ファイル履歴保管機能」、ファイルを開くと同時に動作を開始する「自動処理機能」、一定間隔または指定時刻に処理を実行する「タイマー機能」などがある。もちろん、実際に処理を行う前に、どのファイルがどういう処理をされるのかをプレビューすることが可能だ。
ウィザード形式で各設定を簡単に行える「初心者モード」では、(1)バックアップ/シンクロの動作モードの選択、(2)リンク名、コピー元、コピー先の登録、(3)コピー元よりコピー先が新しい場合の処理方法の選択、(4)削除対象となるファイルの処理方法と、実行結果のレポート出力の設定といったステップで、迷うことなく処理を行える。
そのほかにも、エイリアスが存在した場合、そのオリジナルを処理対象とする「エイリアス処理機能」や、コピーの実行日や処理ファイル名などを自動記録してくれる「作業記録機能」など、数多くの機能を備えている。