「Meteor Alert eXcalation」は、まっすぐに伸びた直線のコースを、降り注ぐ隕石やほかの車を避けながら走り抜ける、スピード感溢れる3Dカーアクションゲーム。スコアはどれだけ遠くまで到達できたかで決まる。コースアウトして海に落下するとゲームオーバーとなる。インターネットでサーバに接続して、リアルタイムに変化するネットワークランキングに参加することも可能。

操作は簡単で、アクセル、ブレーキ、ジャンプ、ブースト加速と、左右のハンドル操作のみでプレイできる。キーボード、ゲームパッド、アナログハンドル/アナログスティックに対応する。

プレイ中の画面には、スコアと現在の順位、ネット接続状況、スピードメーター、ブーストメーター、スピン検知警告といった情報が表示される。ユニークなのがサポートAIを搭載していること。スピンを感知したときにブーストをロックしたり、オートブレーキシステムを作動させたり、隕石によって崩落しそうな道を教えてくれたりといった機能があり、プレイヤーをサポートしてくれる。サポートAIの動作状況も逐次画面に表示されるようになっている。

プレイ中の視点は、好みで切り替えることが可能。コックピットに乗り込んだ感じの「Driver View」、車のすぐ後ろに視点を置く「Car View」、後方からの「Default View」のほか、リプレイ中の視点を切り替えることもできる。

プレイ時にインターネットに接続されていれば、叩き出したスコアはサーバに送られる。このデータは即座にランキングに反映され、プレイヤーの画面に表示される。非接続時でも次のプレイ時に接続すれば、そのスコアがランキングに反映されるようになっている。通常はアカウントを取得してランキングに参加するが、ゲストモードでの参加も可能だ。

高速でぶっ飛ばすこともあって、ハンドリングはかなりシビア。しかも路面状況も影響するため、微妙なハンドル操作が要求される。しかもコースが海上の橋という設定になっているから、ちょっとしたハンドルミスがコースアウト＝ゲームオーバーへとつながるという具合だ。

車がスピンしたり、他の車と接触したときにはフルブレーキをかけたり、ブーストをロックしたりというサポートAIの機能も、細かくON/OFFが設定できるようになっていて、このあたりも芸が細かい。もっともただでさえ簡単でないこのゲームで、こうした機能をOFFにする勇気は筆者にはなかったが。

ネット接続機能を使ったランキングのリアルタイム更新もおもしろく、さらなる闘志に火をつけられることになる。公式サイトでは、指定時間に接続した人が参加するタイムリミットモードも行われているので、「我こそは」と思う人は参加してみるといいだろう。

開発中に苦労した点
ネットワークランキング部分が特に大変でした。ゲームシステム自体は比較的早い段階で固まっていたのですが、ネットワークランキングシステムの開発やドメインの取得、メール、Web、データベース等の各種サーバにそれらを動かすためのパソコンを用意したりするので、かなり苦労しました。いまでもサーバ側のプログラムはマイナーバージョンアップを続けています。

今後のバージョンアップ予定
ゲームシステムのバージョンアップの予定はありません。ただし、ネットワークランキング部分のマイナーバージョンアップを今後やるかもしれません。むしろ、開発をするならバージョンアップじゃなくて、次回作をやりたいですね。