イラストや写真を使って、オリジナルカレンダーを作成できるソフト。「CalendarEngine」は、グラフィックソフトで作成したイラスト、自分で撮影したデジカメ写真などの画像と、暦部分を組み合わせることによって、簡単にオリジナルのカレンダーを作れるソフト。あらかじめ用意した下絵(背景)、絵または写真(画像)ファイルを読み込み、それぞれのサイズや配置など、簡単な指定だけでカレンダーをデザインできる。デスクトップ上で表示させるほか、印刷することもできる。
ソフトは「アドレスウィンドウ」「組み立てウィンドウ」「日付ウィンドウ」「メモダイアログ」の4種類のウィンドウで構成される。アドレスウィンドウで、使用する画像パーツ(「枠」「絵」「暦」)のファイルを指定したあと、組み立てウィンドウでパーツのサイズや配置、年・月・曜日・日付のフォント、色・サイズを決めていくのが基本的な操作の流れ。パーツには、QuickTimeで利用できる画像形式(PICT/JPEG/GIFなど)のファイルを利用できる。
アドレスウィンドウでの画像パーツの指定は、ファイルのドラッグ&ドロップで簡単に行える。「枠」はカレンダーの台紙にあたる部分、「絵」はカレンダーの上半分などを飾るイラスト・写真、「暦」はカレンダー本体の日付表示部分となる。「暦」は指定しなければ、あらかじめ用意されたものが使われるが、ユーザが0〜9の数字の画像ファイルを用意することで、日付部分もオリジナルにできる。
組み立てウィンドウでは、年/月/曜日/日付のフォント、色、サイズを指定し、「絵」などの配置を決める。月表示は日本語/英語、または両社の併記を選択することが可能。曜日表示は日本語/英語のいずれかから選択できる。配置の変更はマウスのドラッグで簡単に行える。
そのほか、カレンダーの日付にアイコンで印を付ける機能、当日の簡単なメモや日記などを登録できる機能などもある。
作成したカレンダーはテーマファイルとして保存し、「CalendarEngine」から開いて使えるほか、単独で動作するアプリケーションとして保存することも可能。印刷することも可能で、画面と同じサイズで用紙に出力することができる。専用の切り抜きツールが付属しており、画像処理ソフトを用いなくても透明GIF(またはマスク)と同様に輪郭の切り抜きを行える。