簡単な操作で利用できるデータ同期ユーティリティ。「ACCUSYNC(アキュシンク)」は、ノートパソコンとデスクトップパソコンなど、2台のパソコン間のデータを同期させることができるソフト。ウィザード形式で簡単に同期設定を行うことができることに加え、リアルタイム同期、スケジュール同期など、さまざまな同期タイミングを選択できることが特徴。
利用するには、同期対象となる2台のパソコンを接続し、それぞれに「ACCUSYNC」をインストールする。2台の接続方法は、TCP/IP接続(ローカルネットワーク)、TCP/IP接続(IPアドレスを指定)、シリアル接続の3種類から選択できる。ローカルネットワークの場合は、双方のパソコンで「ACCUSYNC」を起動すると、ウィザード機能で同期相手を自動的に発見してくれる。あとは同期を行うデータを選択するだけでよく、基本的な操作は非常に簡単だ。それ以外の接続方法の場合は、アドレスやCOMポートを指定して接続し、同期対象データを指定する。
同期対象とできるのは、一般のフォルダ内のファイルのほか、IEの「お気に入り」や「Cookie」、Outlookのメールデータ、アドレス帳、予定表、仕事、メモといった各種情報。もちろん「マイドキュメント」を同期対象とすることも可能で、「マイドキュメント」の場合は、「マイドキュメント」フォルダ全体を同期対象にするのか、「マイドキュメント」内に「ACCUSYNCフォルダ」を作成し、このフォルダ内のみを同期対象にするのかを指定できる。
同期内容は、コピーする方向を限定した一方向同期か、2台のパソコンで常に新しいファイルを相手にコピーする双方向同期から選択できる。また、同期元でファイルが削除された場合に、同期先(コピー先)のファイルを削除するか、残しておくかといった指定も可能だ。
さまざまな同期タイミングを利用できることも特徴のひとつ。ユーザが指示して同期を行う「マニュアル同期」、常に2台のパソコンの内容を監視し、変化があったものをリストに一覧表示して、選択ファイルを同期できる「リアルタイムチェック」、変化があった場合にすぐに同期を行う「リアルタイム同期」、毎日同じ時間など定期的に同期を実行する「スケジューリング同期」のほか、パソコン起動時や2台の接続開始時に同期を実行させることが可能だ。
起動中は、タスクトレイアイコンのみ(ウィンドウを非表示)にできるほか、デスクトップで他の作業の邪魔にならないコンパクトモードのウィンドウを選択することもできる。