タブ切り替え式を採用したタグ挿入型HTMLエディタ。タグを途中まで入力すると残りの部分を補完する入力補助機能を備える。「HTML Canvas」は、シンプルでスマートな外観が印象的なタグ挿入型HTMLエディタ。外観のイメージ通りのすっきりとした操作性で、はじめてでも簡単に扱うことができる。タブ切り替え式の採用で、複数ファイルを切り替えながら編集を行える。
インタフェース面での大きな特徴は、ツールバーにツールボタンのみを配置し、メニューバーを持たないこと。2段に配置されたツールボタンの1段目にエディタ機能が、2段目にタグ挿入などのHTML入力支援のための機能が割り当てられている。ツールボタンから挿入可能なタグは、フォント系(サイズ、色、太字、下線、打ち消し線、スクロール)、文字揃え(段落、中央揃え、右揃え)、リンク(ファイル、URL、メール)、画像、改行などで、開始タグと終了タグを同時に挿入できる。もちろん文字列を選択しておけば、選択文字列の前後に開始タグと終了タグが挿入される。
機能面での特徴は、タグの入力補助機能。タグの先頭を入力すると、すでに入力された文字以降の文字列を補完してくれるもので、例えば、
- <F
と入力すると、Fで始まるタグ(FONT/FRAME/FRAMESETなど)がポップアップで簡単な説明とともに表示され、そこから選択することで残りの文字列を入力できる。さらに、- <FONT(スペース)
と入力すると、<FONT>タグの属性(size/color/faceなど)が同様に表示される。ユーザは候補の中から選択するだけでよく、自分で入力する手間を大幅に減らすことができる。HTML入力支援機能としてはそのほかにも、改行時に<BR>タグを自動的に付加する「BRモード」、色コードや特殊文字、現在日時の挿入機能が用意されている。また、フレームページ作成機能もあり、フレームを使ったページを簡単に作成できる。
編集中のページは、外部のブラウザを起動することなく、内蔵のプレビューブラウザですぐに確認できる。
そのほか、エディタ機能では、ワイルドカードを使用できる検索・置換機能、最大15回までのUndo機能などがある。