指定日時になると、点滅して告知してくれる付箋紙型のメモソフト。付箋紙の背景色が、まるで瞬くように変化することが特徴。「Mirax」は、ウィンドウの透明度を連続的に変化させることで、アラーム時の「瞬き」効果を実現した付箋紙型メモソフト。付箋紙(メモ)にアラーム用の日時を設定できるようになっており、指定日時になると付箋紙を点滅させて教えてくれる。瞬くようなゆっくりとした点滅効果が非常に美しい。
付箋紙となるメモは、1件ずつ個別のウィンドウとして扱われる。入力した文字列には書式を設定できるほか、背景色を任意に指定することもできる。書式では、複数のフォントとサイズ、スタイルを混在させることが可能。スタイルは、ボールド/イタリック/アンダーラインを設定できる。
メモ内容を入力後、ポインタをデスクトップ上でクリックするなどして、「Mirax」がアクティブでなくなると、テキスト入力エリアが自動的に付箋紙として貼り付けられる。付箋紙の大きさ、貼り付け位置の変更は、メモウィンドウ時に行うようになっている。設定したフォントや色、さらに付箋紙として貼り付けられた際の画面上の位置は、再起動しても再現される。
メモウィンドウには日付(年/月/日)と時刻(時:分)の設定欄があり、アラーム時刻を設定できる。設定日時になると、付箋紙ウィンドウが瞬くようにゆっくりと点滅して、ユーザーに注意を促す。時刻のみを設定した場合はその日の指定時刻に、また日付のみを設定した場合はその日の0時に点滅する。もちろん、日時を省略して普通の付箋紙として使用することもできる。
特徴の「瞬き」効果は、ウィンドウの透明度調節機能を利用したもので、透明度を連続的に上下させて、ユーザに瞬いたような印象を与えている。瞬きは、振幅(透明度の変化度合)と時間周期を設定することが可能で、好みで瞬き加減を調節できる。瞬きは、メモウィンドウ上の「完了」ボタンで停止させられる。停止させると、ボタン名が「復帰」に切り替わる。日時を変更して、再利用することも可能だ。
そのほか、メモ内容を読み上げるスピーチ機能(英語のみ)やスペルチェック機能(英語など11の言語)などがある。また、AppleScriptを登録しておけば、「Mirax」のメニューから実行できる。