Finder感覚で簡単に使える画像ビューア/管理ソフト。豊富なトランジション効果でスライドショウを楽しめる。「FR-PhotoStudio」は、Finderと同様の感覚でファイル操作を行える画像ビューア/管理ソフト。スライドショウ実行時のトランジション(表示切り替え)効果が豊富に用意されていること、自動的にプレビュー画像を作成し、高速なプレビュー表示を行えることが特徴。画像形式は、QuickTimeのサポートする形式に対応する(GIF/LZW圧縮されたTIFFなど、一部の形式では制限がある)
メイン画面は、フォルダ選択を行う「フォルダビュー」と、選択フォルダの画像を表示する「サムネイルビュー」から構成される。シングルクリックで選択、ダブルクリックでフォルダ移動する。サムネイルの表示サイズを3段階から選択できるほか、名前順/サイズ順/(ファイル形式の)種類順などで表示順を並べ替えられる。
サムネイルは、プレビュー画像を使用して高速に表示する。プレビュー画像/プレビューアイコン(Mac OS Xの大きなアイコン)の作成機能もある。また、表示モードとして「高速表示」があり、プレビュー画像のみ(ない場合はファイルアイコン)を使ってサムネイル表示を行うため、より高速な表示が可能となる。
サムネイルビューに表示された画像の移動やファイル名の変更などの操作はFinderと同じように直感的に行える。サムネイルビューに標準で表示されるファイル情報はファイル名のみだが、ファイルサイズや作成日/変更日、Exif情報なども表示させられる。
サムネイルのダブルクリックで別ウィンドウでビューアを開き、実寸画像を表示する。この状態から表示サイズを変更(25〜200%)できるほか、左右90°単位で回転させることができる。サムネイルダブルクリック時に「FR-PhotoStudio」のビューアではなく、関連付けられたアプリケーションや指定のアプリケーションで開くようにすることも可能。
現在表示中の画像のスライドショウは、フォルダビューの下に配置されたボタンなどから行える。画像切り替え時のトランジション効果として「スライド」「クロスフェード」「ワイプ」など13種類が用意されており、各効果ごとに詳細な設定を行える。例えばワイプであれば、どの方向から開くか、あるいは割り込んでくるかを好みで設定することが可能で、ランダムも含めると、ワイプだけで36種類もの選択肢がある。選択した効果/種類はプレビュー画面で確認できる。時間を指定した自動切り替えや、ループ実行といった設定も行える。
そのほか、AppleScriptを使用して、操作の自動化を図ることも可能。【tab】/【return】などを使用したキーボード操作にも対応する。