Grep機能を利用したタグを作成でき、ドキュメント(文書ファイル)内を自由にジャンプできるテキストエディタ。「Taggy」は、文字色や背景色などのカスタマイズや行番号の表示/非表示に対応したMDI形式のテキストエディタ。Grep機能を利用したタグ(索引)を作成でき、参照したい部分への移動を容易に行えるのが大きな特徴だ。
タグはファイル名+行番号で構成され、ダブルクリックすることでタグとリンク先の表示を切り替えられる。このタグにトピックの要旨(検索結果を含む行の内容)を付け加えた一覧をタグファイルと呼ぶ。タグファイルでは、タグの表示/非表示を切り替えられ、非表示の場合はトピックの要旨のみを表示する。
タグファイルの作成は、「ツール」メニューの「タグの作成」内で条件指定を行うだけで、簡単に行える。条件指定は、正規表現をサポートしているため、詳細なキーワードを設定することが可能だ。タグファイルは、指定フォルダのファイルを検索して作成したり、ファイルを開くと同時に自動で作成したりできる。
すばやい検索や移動も特徴のひとつで、複数ファイルの同時検索や、あいまい検索をサポートする。検索条件記述にはタグの作成同様、正規表現を利用できる。任意の行にブックマークを設定し、順番に移動することもできる。
エディタ機能は、Undoや置換、連番挿入、全角←→半角の変換、テキスト、タグ、背景色のカスタマイズなど、エディタとして必要な基本機能に加え、指定フォルダにあるファイルのリスト作成機能や、矩形範囲のカット、コピー、貼り付け機能などをサポート。URLを含む行をダブルクリックすれば、該当ページをブラウザで開くこともできる。そのほか、頻繁に開くファイルの「お気に入りファイルリスト」登録機能や、クリップボードの内容をウィンドウとして開けるクリップボード連係機能も備える。
また、印刷機能が充実しており、段数(1〜3段)、行数(最大70行)、1行あたりの文字数(最大102文字)、トピックごとの改ページなどをサポートするので、自由なフォーマットで印刷可能だ。