【Shift】キーの連打などで、必要なときにすばやく呼び出せるテキスト入力支援ソフト。クリップボード履歴やあらかじめ登録してある定型句を、作業中のアプリケーションに直接貼り付けることができる。「クリップNOTE」は、クリップボード履歴から継続的に使う定型句を保存したり、既存のテキストファイルの内容を貼り付けたりできる高機能入力支援ソフト。定型句の一部を貼り付け時に穴埋めできる埋め込みマクロや、LANを介したクリップボードテキスト共有など、多彩な機能を備えている。貼り付けは、作業中のウィンドウに直接貼り付けるほか、クリップボード経由での貼り付けも可能。また、履歴や定型句から一部分だけを抜き出して貼り付けることもできる。
テキストの貼り付けはメインウィンドウから行う。【Shift】キーの連打や【Ctrl】+【Shift】キーといったホットキーを使うことで、キーボードから手を離さずに、メインウィンドウをすばやく呼び出せる。メインウィンドウは「履歴」「保存」「関連ファイル」の3タブ構成。このうち「履歴」タブにはクリップボード履歴が最大500件まで格納できる。履歴から簡単に「保存」タブへ登録しておけるほか、履歴にない文字列を新規に保存することも可能だ。保存はグループに分類できるようになっており、10の保存グループに各100件の定型句を保存できる。また、保存時にラベルを付けることができ、このラベルでも分類管理を行える。
さらに「関連ファイル」に任意のテキストファイルを関連づけると、ファイルの内容を行(論理行)単位で貼り付けることができる。行頭に「(ラベル名):::」という文字列を付加すれば、ラベルの設定も可能だ。関連ファイルタブはひとつのタブに10個のファイルを関連付けられる。タブは7枚まで配置することができる。
定型句の中にはマクロを埋め込むことができる。用意されているマクロは現在の日時を埋め込む日時マクロと、定型句中の空白部分を貼り付け時に補完する貼付時入力マクロの2種類。貼付時入力マクロは、定型文書の一部(例えば宛名)だけを、そのつど変えたいときなどに便利に使える。
また、公開機能を有効にするとメインウィンドウに「公開」タブが追加され、LAN接続されたほかのコンピュータとクリップボードテキストを共有することができるようになる。そのほか、作業中の(貼り付け対象の)アプリケーションとウィンドウを連結させて、あたかもひとつのソフトのように操作できる機能も搭載している。