人間の住む場所が上層・下層二つの都市となる近未来を舞台にした、オリジナリティあふれるサイバーパンクRPG。味方の攻撃を豊富なアニメーションで表現した独自の戦闘シーンが特徴。「クレアンティクス・ゼロリヴァイバル(Creantics ZERO REVIVAL)」は、お金さえ払えば人捜しから殺しまでどんなことでもやる、「FooL」という名の4人のチームの活躍を描いた作品。この時代、人々の住む場所は「上層都市」と「下層都市」とに強制的に分けられ、下層都市は上層都市の罪人が送られるスラムとなっていた。
主人公チームである「FooL」は、下層都市の街のひとつ「ロフト」を根城にする、周囲に名の知れ渡った存在。メンバーは、元銀行強盗、元政府専用の武器製造者、元軍人、謎の喧嘩屋という錚々たる顔ぶれだ。
そんな彼らの前にある日、上層からやって来たらしい「リアル」と名乗る少年が現れ、仕事を依頼する。依頼内容は、ロフトに隣接したノイズギアという街を支配するスカルマニアという男を殺してくれというものであった……というストーリー。
ゲームの大きな特徴は戦闘シーンで、4人のメンバーがそれぞれの得意とする武器(剣、銃、ナックル等)を持って戦い、それがすべてアニメーションによって表現される。さらに「バイタルポイント」という独自のシステムを採用。バイタルポイントは一種の救済システムで、戦闘中に誰かが倒れても、チーム全体で3回までは自動的に完全回復してくれるというもの。その代わり、バイタルポイントを使いきると、即座にゲームオーバーとなる。
また、レベルが10アップするごとに戦闘中に発動し、ランダムに新しい技を習得できる「スキルウェイク」や、ゲームの後半から使用できるようになり、敵に大きなダメージを与えられる「ゾディアーク」等のパワーアップシステムが用意されている。
そのほか、「アサインメント」「スキルリンク」といった、サイドストーリー的なシステムも充実。アサインメントは、メインストーリーとは別に街の住人たちからの依頼を受けるもの。スキルリンクは、敵を倒したり街で拾ったりして入手できる9種類の「リンク」を集めることで特殊能力を習得できるというもの。