高画質なDVD再生を行えるソフトウェアDVDプレーヤー。強力なオーディオ再生/ビデオ再生機能を備え、パソコンでも美しく迫力のあるDVD再生を楽しめる。「WinDVD DVS」は、InterVideo社製DVDプレーヤー「WinDVD 4」をベースに、いくつかの機能強化が図られたソフト。ソフト名の一部にもなっている「ドルビーバーチャルスピーカー(DVS)」の搭載が機能強化の中心だが、そのほかにも「Movie Effector II」によるビデオ再生機能の強化なども図られている。
「ドルビーバーチャルスピーカー」は、2スピーカーで5.1ch相当のサラウンド音声をシミュレートする機能。これにより、一般的なステレオスピーカーしかない環境でも、DVDの5.1ch音声を楽しむことができる。DVS再生には「標準」「ワイド1」「ワイド2」という3種類のモードが用意されている。それぞれ音場の広がりが異なり、通常の5.1chをシミュレートしたモードが「標準」で、「ワイド1」「ワイド2」はそれぞれ、より空間の広がり感を強調したモードとなっている。
もちろん従来バージョン同様、ステレオヘッドフォンの場合に5.1ch相当の音声が楽しめる「ドルビーヘッドフォン」機能を備えており、光デジタル出力が可能なサウンド環境では5.1chのデジタル出力も可能。さらに、DVDオーディオの高規格音声(24bit/96KHz リニアPCM)の再生も可能だ。
ビデオ再生面では、シャープ製の「Movie Effector II」(ムービーエフェクターツー)を搭載し、クリアな映像再生を可能にしている点が特徴。再生するシーンに合わせ、最適な再生画質を自動調整する機能であり、特にテレビで視聴するのに比べて暗く感じがちな液晶ディスプレイでの再生時に、不自然な感を排除するようなエフェクトを施せる。
再生可能な形式は、DVD-Video、DVD-VR、一般的なMPEG動画、AVIに加え、新たにDivXに対応。従来バージョン同様、フルスクリーン再生や静止画キャプチャ機能なども利用できる。