さまざまな形式の音声、画像、動画ファイルを再生できるメディアプレイヤー。タブ切り替え方式を採用し、複数のファイルを同時に開くことができる。「連ビュー」は、パソコンに保存されている各種マルチメディアファイルを再生できるソフト。Windows Media Playerで再生可能な形式に加えて、JPEG/TIFFなどの静止画を含む多彩なマルチメディアファイルの再生に対応する。また、QuickTimeやRealPlayer、Flash Playerがインストールされていれば、MOV/RM/SWF形式のファイルを再生することも可能だ。メイン画面は、左側にリストウィンドウ、右側にタブウィンドウが配置された2ペイン構成。音声14種類、動画16種類、画像12種類の形式の再生に対応する。
最大の特徴は、タブごとに複数のファイルを登録できること。そのため、音声ファイルや動画ファイルなど、ファイル形式ごとにタブを分けたり、アルバムやアーティストごとにファイルリストを作成したりといったことが容易に行える。再生は、任意のタブを選んでボタンをクリックするだけでよい。タブの内容を保存することもできるので、ファイル管理ソフトとしても利用できる。
対応した外部DLLをインストールすれば、LZHやZIPなどのアーカイブ内のファイルの再生ができるのも特徴。さらに、キーボードでの再生や一時停止、早送りに対応しているため、Windows Media Playerよりも手軽にファイル操作ができる。設定では、ファイルの関連付けや、「Media Playerを使わない」「RealPlayerを使わない」といった設定が可能で、すべての作業を「連ビュー」のみで行うこともできる。
設定は「基本設定」「ファイルタイプ」「基本設定2」の3種類のタブが用意されている。「基本設定」では、再生画像の表示倍率やスライドショウの間隔、ウィンドウや音量の設定を前回起動時から引き継ぐかどうかといった設定を行える。「基本設定2」では、タブやウィンドウの表示設定を行える。
「ファイルタイプ」では、拡張子ごと(またはすべて)に「連ビュー」を関連付けるかどうかを設定できるほか、再生時にWindows Media Playerなどの各種プレイヤーを使わないといった設定が可能だ。