ソフトを開発しようと思った動機、背景
翻訳ソフト「訳せ!!ゴマ」は、1997年に「パーフェクト日英 訳せ!!ゴマ」として生まれました。以後、翻訳エンジンの改良や辞書のボリュームアップなどの翻訳精度を向上させるための施策や、アドイン対応など使い勝手を向上させるための施策を行ってまいりました。ただ、バージョンアップを重ねるとともに多機能になってしまい、はじめて使用されるお客さまから「やりたいことが簡単に見つからない」などのお声をいただいておりました。前回のVer.8ではそうした反省を踏まえて、翻訳ソフトを実際に利用しているお客さまにアンケートを実施するなどして、翻訳ソフトを利用してやりたいことと、それに対するソリューションを整理し、簡単かつ賢い「スマート翻訳」として再生いたしました。Ver.9は、そのコンセプトを引き継いだ二代目となります。
開発中に苦労した点
翻訳ソフトの開発で苦労した(している)点と言いますと、一番はやはり「いかにして精度を向上させるか」だと思います。人間が知識や経験にもとづいて行う「翻訳」をコンピュータが代わりに行うわけですから、人間が翻訳するほどまだうまくできません(将来的にはできるようにしたいですが……)。型にはまった文を翻訳するのは簡単ですが、ニュースの見出しや、くだけている会話文などを自然な訳文にすることは難しいです。また言語というものは日々新しい言葉が生まれたり、意味が変わったりと進化しています。こうした課題に対して、「訳せ!!ゴマ」ではパターンマッチングを取り入れた例文翻訳や新語辞書の定期的な提供などで翻訳精度を向上する施策を地道に行ってまいります。
ユーザにお勧めする使い方
まずは「訳せ!!ゴマ」の使い方を優しくナビゲートする「訳せ!!ゴマ スマートナビ」を起動してください。「訳せ!!ゴマ スマートナビ」には、ナビゲーション部分(下部)とランチャボタン(上部)があります。ナビゲーション部分では、「訳せ!!ゴマ」のうち、主な使い方について説明していますので、「訳せ!!ゴマ」を使いはじめるにあたっては、この「ナビゲーション」を参照されることをお勧めいたします。ランチャボタンでは、「訳せ!!ゴマ」が対応するアプリケーションや「訳せ!!ゴマ」の各機能を簡単に呼び出せます。例えば、ホームページを翻訳したいときはランチャボタンの一つである「ブラウザ」ボタンをクリックしますと、お使いのブラウザを起動すると同時にブラウザに翻訳機能を組み込みます。Internet Explorerに翻訳機能を組み込んだ場合は、「訳せ!!ゴマ トランスバー」という独自のツールバーが表示されます。この「訳せ!!ゴマ トランスバー」から、
- 日本語のキーワードを入力するだけで海外の検索エンジンと連携してすばやくページを検索する(翻訳検索)
- 重要文のみ抽出して翻訳することで、ページの概略をつかむ(ダイジェスト翻訳)
- 原文と翻訳結果を見比べながら読む(全文翻訳の左右対訳表示)
など、一連の翻訳操作がワンタッチで行なえます。このように日本語ページを見る感覚で海外のWebページを閲覧できるので、最新ニュースはもちろん、趣味や海外スポーツ情報も気楽に楽しめます。また「訳せ!!ゴマ」では、英日翻訳に加えて日英翻訳もできます。英文レター作成機能もありますので、英文メールの作成やチャットなど、英語圏の人々とコミュニケーションが必要なシーンでも利用していただければと思います。
今後のバージョンアップ予定
「訳せ!!ゴマ」の翻訳精度はバージョンアップを重ねるごとに向上してまいりましたが、開発に携わっているものとしてはさらに上の翻訳精度を追求するため、日夜、努力しております。また、使い勝手の向上につきましても、お客さまからのご要望を反映して改良してまいります。
バージョンアップやサポートなどの情報につきましては、弊社の訳せ!!ゴマ専用ホームページ(http://ai2you.com/goma/)にてご案内させていただきますので、ぜひお立ち寄りください。
「訳せ!!ゴマ」が少しでも皆さまのお役に立つことができればうれしく思います。
(エー・アイ・ソフト(株))