ポジションを見ながら弾き方を学べるギターシミュレータ。旋律と伴奏を楽譜に記録して作曲を行うこともできる。「MacGuitar」は、ギターの演奏と作曲を楽しめる音楽ソフト。画面は、鍵盤や楽譜、多数のボタンが並ぶ操作パネルに加え、ギターを忠実に再現したグラフィックから構成される。曲の再生時には、弾く弦を色分け表示するほか、ネック上に表示した指で左手のポジションを教えてくれるため、実際に音を聞きながらポジションを見て、弾き方を学べる。
動作モードは「演奏モード」「楽譜モード」の2種類。演奏モードはキーボードを使ってギターを弾く、あるいは曲を再生するモード、楽譜モードは楽譜を作成するためのモードで、いずれも「旋律(単音入力)」または「伴奏(和音:コード入力)」を選択して使用する。
演奏モードでは、一つひとつの音がピアノのようにキーボードに割り当てられ、キーボード入力で演奏できる。音域は約3オクターブ半をカバー。音色はナイロンギター、スティールギター、ジャズギター、シンセベース、さらにウクレレ、マンドリンなど、ギターとベースを中心に30種類の弦楽器から選べる。曲の再生では、主旋律の演奏/伴奏(コード)を切り替えて別々に行える。いずれの場合もギターの運指を実際に目で確認することができ、初心者のギター学習に適している。再生時の速度と音量はユーザが変更することが可能。旋律やコードを1度ずつ上げ下げすることもできる。
楽譜モードでは、操作パネルの鍵盤およびコードボタンをクリックすることで、パネル上の楽譜フィールドに楽譜が自動的に作成される。演奏モードと同様、旋律/伴奏を切り替えることで、別々に記譜してゆく。もちろん半音の入力も可能。伴奏(和音)時には、「マイナー」「7」といったコードタイプを選択し、ルートの音を鍵盤で指定することで、コード名が楽譜に入力されるようになっている。作成した楽譜は、その場で再生することが可能で、音を確認しながら、ワープロのような感覚で曲作りを行える。作成した曲はMIDIファイルに出力できる。
サンプルとして「アニーローリー」「グリーンスリーブス」など5曲の楽譜が付属するほか、コードの勉強や作曲に役立つ便利な素材が豊富に用意されている。