メモリ状況の監視、メモリデフラグ(メモリの掃除)に加え、プロセスの強制終了機能なども備えた高機能メモリ管理ソフト。「BeMem」は、パソコンのメモリパフォーマンスやCPU占有率、プロセスなどの状況を監視し、空きメモリが不足した場合にはメモリを解放して容量を確保する、メモリ監視&調整ソフト。メモリの解放は指定した条件に沿った自動実行が可能で、掃除(解放)速度の設定や掃除サイズの自動調整も可能。プロセスの優先順位変更や強制終了機能も備えている。また、フォーム壁紙や警告音声の再生など、遊び心も取り入れられたソフトだ。
メイン画面にはメモリの使用率と、物理メモリ/ページメモリ/仮想メモリの空き/使用/合計容量(Windows 9x系のOSではこれらに加えて残リソース容量)がリアルタイムで表示される。オプション設定でCPU占有率の表示も行える。
メモリデフラグの実行はワンタッチで、デフラグ中の中断も可能だ。クリアするメモリの割合は5〜95%の範囲で任意に設定できる(ただし、システムが不安定になることもあるので、大きすぎる値は設定しない方がよい。作者は50%未満を推奨)。
メモリを占有するアプリケーションの使用時に、メモリ掃除サイズを自動調整する機能も搭載している。また、「物理メモリが指定値以下の時」や「使用率が下がった時」にメモリデフラグを自動実行することも可能だ。掃除の速度も3段階用意されている。
メイン画面の「情報」メニューからは、Windows上で実行中のプロセスのリストや、プロセスで確保されているメモリの情報、スレッド情報を見ることができる。ここではプロセスの優先度を強制的に変更したり、動かなくなったプロセスを強制終了する操作が可能。また、メモリ使用率の時系列グラフも参照できる。
メイン画面の表示は「常に最前面に表示」させることができるほか、マウスポインタが重なったときに隠す設定も用意されている。文字色/背景色のカスタマイズも可能で、メイン画面に壁紙を使ったり、透過表示させたりすることができる。壁紙表示サイズは200×80ピクセルと固定だが、異なったサイズでも強制的にリサイズして表示することも可能だ。