「Balloon in the Sky」は、風船をモチーフにしたアクションパズルゲーム。テトリス風落ちモノゲームのような7×10のフィールドに、風船が下から1列ずつせり上がってくる。せり上がってくる風船は赤、青など計5色で、大きさは、しぼんだ状態から最大に膨らんだ（満タン）状態まで全部で4段階ある。（1）同じ色の満タン状態の風船を4個以上連ねると、風船は上に浮かんで飛んでいく、（2）満タンの風船をさらに膨らませると、割れて消える、というのが基本ルールで、このルールを利用して風船をうまく並べながら割っていくことがゲームの目的。

プレイヤーは、ガスボンベのガスを注入して、風船を膨らますことができる（1回の注入で1段階ずつ風船が膨らむ）。同じ色の風船を4個以上満タンにして、縦または横隣（斜め隣は連なりとは見なされない）に連ねることで、これらの風船が上にふわりと飛んでいく。空いた隙間には上から風船が落ちてきて、配置が変わる。

ガスを注入するボンベは、画面上にあるどの風船の位置にも動かせるが、風船自体を動かすことはできない。このため邪魔な風船は、ガスの過剰注入でパンクさせて、消すことになる。ゲーム開始時のガスボンベの容量は100。風船への注入で1、パンクで3のガスが消費される。逆に、風船を飛ばす、あるいは風船がせり上がるときには、ガスが補充される。一度に飛ばす風船の数や連鎖によって、補充されるガスの容量が異なる。

得点は、連ねて飛ばした風船が多いほど高くなる。風船が飛んでいる最中に別の風船を飛ばすと「連鎖」となり、画面に浮かんでいる風船の数によって、高得点できるようになっている。

風船は、一定時間に1列ずつせり上がるが、自分で1段ずつ上昇させることも可能。風船がフィード最上段まで達するとゲームオーバーとなる。

ある程度（4段ほど）の風船が下から出た時点で、すばやく風船の色の並びと大きさを把握して、ガス注入する風船、パンクさせる風船を見極めることが高得点のカギとなるだろう。この、風船を膨らませるだけでなく、パンクさせてゲームを進めること、そして、ガスボンベが無限でなく、特にパンクさせたときには多くのロスが出てしまうことなど、ゲームをおもしろくする工夫がよく凝らされている。

全体的に見て、数ある落ちモノのゲームと同様、瞬時の判断力と反射神経が要求されるゲームである。

開発中に苦労した点
当初はBITBLTで描画を行っておりましたが、ある程度動くようになった時点でテストプレイをしてみたところ、風船がたくさん飛ぶと描画が追いつかず、画面がコマ送りのようになってしまいました。何とかスムーズに動くようにしたいと思い、以前からやってみようと思っていたDirectXでの制作に切り替えました。DirectXの解説書は以前に購入していたのですが、とっつきの悪さから手をつけていませんでしたので、まずは絵を表示させるだけで悪戦苦闘してしまいました。解説書で足りない情報やノウハウは、DirectXでゲームを開発している方のサイト等を参考にしながら制作を進め、やっと完成させることができました。

ユーザにお勧めする使い方
飛ばした風船をどれだけ画面内に同時に表示させられるか記録に挑戦してみてください。ちなみに私の記録は70個です。

今後のバージョンアップ予定
バグの修正は随時していきたいと思います。ゲーム内容については今のところバージョンアップの予定はありませんが、ユーザからのご要望やご意見があれば、ゲーム内容に反映させていただくことも考えております。