パソコン画面の表示を見ることで眼の機能を鍛え、文字や文章を読む速度を向上させる「速読」のトレーニングソフト。「速読マスター初級編」は、一定のカリキュラムに従ってトレーニングを行うことで、「速読」能力の確保を図るための練習ソフト。通常、人間は分速600文字前後で文章を読むといわれているが、トレーニングを行うことで、通常の5倍=分速3,000文字で文章を読めるようになることを目標とする。トレーニングメニューとして、1週間で速読をマスターするための「一週間速習コース」、任意のトレーニングを好みで行える「マニュアルトレーニングコース」、練習用の題材としてクリップボードの内容を利用できる「クリップボード速読訓練」の3種類が用意されている。
一週間速習コースは、1日あたり30分程度のトレーニングを7日間行うことで、自然に速読を身に付けられるよう考えられたメニュー。トレーニング内容は、日を追うごとに次第に難易度が上がるよう設定されているが、いずれの日もまず、画面に表示される「●」印を追う「眼筋トレーニング」からはじまる。「眼を高速に動かす」という速読の基本をマスターするもので、7日目は1日目の3倍の速度で「●」が画面上を移動する。テンポ音を出すことも可能で、慣れてくるとリズムをとりやすい。
「眼筋トレーニング」のあとは、一度に複数の文字を読み取ることを訓練する「視野拡大トレーニング」、1行や1列を高速に読み取る「新聞・文庫本高速読みトレーニング」、一塊の文字を一気に読み取る「ブロック読みトレーニング」など、さまざまなトレーニングを段階的に行っていく。
マニュアルトレーニングコースでは、一週間速習コースで行える内容を中心に、自由な順序でトレーニングを実行できる。速度も自由に設定できるので、速読をマスターしたあとでもマスターする前でも、好きなレベルでトレーニングを行うことができる。
クリップボード速読訓練は、練習問題として、クリップボード内のテキストを利用できるよう作られたもの。ユーザが自分が読みたいテキストで練習することが可能で、英文の速読練習などにも活用できる。