「Graphic-Clock」は、現在時刻と日付、曜日を表示する時計ソフト。多彩なタイマ機能を搭載するほか、スキンの利用でデジタル・アナログ表示のどちらにも対応する。24時間制/12時間制の切り替えや、固定または指定座標といった時計の表示位置の設定も可能だ。

「Graphic-Clock」には4種類のタイマ機能が用意されており、オプション画面に割り当てられたそれぞれのタブで設定する。時間になるとポップアップウィンドウで時刻を通知するメッセージが表示されるか、ファイルやソフトを指定して起動させるかをタイマ設定ごとに選択できる。起動ファイルに設定できるのは音楽ファイル（WAV/MID/MP3形式）、動画ファイル（AVI/MPEG形式）、実行ファイル（EXE形式）、関連付け（選択したファイルを関連付けたソフトで起動する）の4種類。繰り返し回数の指定も可能だ。

「標準タイマー」は、「○時○分に実行」という形で設定する。動作時刻は24時間制/12時間制で指定できるほか、Windowsおよび「Graphic-Clock」が起動してからの時間を指定することも可能。

「時報タイマー」は、「○時○分から○時○分まで○分ごとに実行」という形で指定し、タイマが作動する時間帯を制限できる。

「カウントダウンタイマー」は、1秒〜99分59秒の範囲で指定できる（タイマを起動させるには「Graphic-Clock」の「Start」ボタンを押す必要がある）。

「スケジュールタイマー」は、西暦と日付、時間を設定できる。

外観はスキンに対応しているので、さまざまなデザインにカスタマイズすることが可能だ。標準でデジタル表示11種類、アナログ表示4種類のスキンを付属している。スキンの変更はオプションで行う。

タイマ機能では時刻を知らせるメッセージを表示するだけでなく、ファイルやアプリケーションなどを自動起動してくれる点が便利。単にスケジュールを管理するためでなく、次にやることまで登録しておけるので、秘書代わりとして使える。タイマは、日付、時間を指定したり、「今から○分後」という形で指定したりと、必要に応じてさまざまな形で設定できる。例えば、「カウントダウンタイマ」は、時間を計って何かをしたいときに利用するといいだろう。お気に入りの音楽ファイルを設定して時間になったら鳴らすというのも楽しそうだ。

細かいところに気を配っている点も見逃せない。最小化してもタイトル部に時刻を表示することができ、時間を確認することができる。また、よく使うアプリケーションなどを登録できるランチャ機能も活用したい。

あとプログラムの勉強をしはじめたばかりだったので、「時計ソフト」というカテゴリーはプログラミングの題材としては比較的初心者向きかな、と感じたのも作りはじめたきっかけですね。

開発中に苦労した点
このソフトが、僕にとってはじめて作ったソフトになるので、僕の実力と同時に「Graphic-Clock」の完成度も上がっていくって感じでしょうか。そのため開発中は、いろいろとたくさん苦労しています( ^ ^ ; )。

ただ最近、「Graphic-Clock」の開発にあまり時間を割いていないので、実装したいアイデアがいっぱいあるのですが、なかなか開発が進まず、うずうずしています。

はじめてのユーザにお勧めする機能
まず、スキン機能を試してみてはどうでしょうか？　「Graphic-Clock」のスキン機能は、ただ表面にビットマップを貼っただけの、多くのソフトのスキン機能とは違い、かなり凝ったカスタマイズと大胆な変更ができることに気づくと思います。

あとは、各種タイマ機能を試してください。さまざまな設定ができ、ほかの時計ソフトとは、あきらかに違うことに気づくと思います。ほかにもいろいろな機能があるので、カスタマイズして楽しんでください。

今後のバージョンアップ予定
現在、「Graphic-Clock」のメジャーバージョンは「4」ですが、メジャーバージョンが「5」になったとき、大幅な機能追加をして公開したいと思います。追加する機能はまだ「内緒」にしておきますが、十分期待するに値するぐらいの大幅な機能追加になると思います。

ただ、上にも書きましたが、最近「Graphic-Clock」の開発にあまり時間を割いていないので、メジャーバージョン「5」以降が公開できるのはいつになるのかわからなかったりしますけど……( ^ ^ ; )。