リッチテキスト形式の複数文書をグループ管理できるテキストエディタ。「メモりん」は、七つの文書(アイテム)を1グループとして管理するテキストエディタ。リッチテキスト形式に対応しており、簡易ワープロとしても使用できる。背景色やURLの強調表示色などをカスタマイズすることが可能。
メイン画面は文書表示エリア、グループ切り替えエリア、グループ内アイテムの切り替えエリアからなる3ペイン構成。左上のペインで文書の管理単位となる「グループ」を選択し、選択中のグループに含まれるアイテムを左下ペインのボタンで切り替える。文書の編集は表示エリアで直接行うことができる。1グループを構成するアイテム数は七つと決まっている。
操作は、一般的なテキストエディタの「ファイルを開く」→「編集」→「保存」といった流れとは異なり、まず「グループ」を追加することからはじまる。グループを追加したら、あとはアイテム切り替えボタンで切り替えながら、各文書の作成・編集を行っていく。既存のファイルから文書を取り込むことも可能で、取り込み時には「現在の文書と置き換える」または「現在の文書に追加する」を選択できる。txt/rtf/htmlなどの形式のファイルを取り込める。特にファイル保存のコマンドはなく、「メモりん」の終了と同時に保存が行われる。
エディタ機能では、文字色やフォントを変更したり、背景色を変更したりすることができる。箇条書きや左寄せなどの書式設定も可能だ。現在時刻の挿入や、文書内のURL、メールアドレスを強調表示する機能も備えている。設定により、書式の初期設定やIMEの変換色の変更、ショートカットキーのカスタマイズが可能だ。
ファイルは、グループごとにフォルダが作成され、フォルダ内に1アイテムずつrtf形式(拡張子はdat)で保存される。1アイテムごとに「テキスト(txt)形式」か「リッチテキスト(rtf)形式」で保存することも可能。グループ単位でのインポート/エクスポートも可能で、ほかの「メモりん」ユーザとのデータ交換もできる。