ソフトを開発しようと思った動機、背景
ADSLやCATV、FTTHなどブロードバンドが普及しだし、ネットを通じてのウイルスやハッカーの脅威がより身近なものとなりました。また、テレビのニュース番組を見ても、公的機関や民間会社からの個人情報データの流出問題がもはや他人事ではない状況です。弊社は日本における英語教育ソフトの先駆けとして知られますように、古くから教育ソフトをはじめとして、携帯やデジカメ用のユーティリティソフトなどの多岐に渡るジャンルのソフトを手がけてまいりました。しかし、セキュリティソフトというジャンルにはまだ足を踏み入れたことはありませんでした。
このたび、昨今の社会的状況を見るにつけ、セキュリティソフトの必要性を痛感しているところに、すでに韓国・アメリカにおいて高い評価を得ている「FINAL SECURITY ファイナルセキュリティ」(韓国・アメリカにおいては「PointLock PRO」)と巡り合うご縁がありました。本ソフトの優れた機能を確認し、セキュリティソフトという新境地に足を踏み入れる決意をいたしました。「FINAL SECURITY ファイナルセキュリティ」を多くの方にお使いいただくことで、セキュリティ問題の解決に寄与することができればと心から願っております。
開発中に苦労した点
開発元である韓国のスタッフとのやりとりでは、まさに言語の違いだけではなく文化の違いをもまざまざと考えさせられる苦労を味わいました。また、「FINAL SECURITY ファイナルセキュリティ」は、ウイルス対策と暗号化という、これまでにないタイプのセキュリティソフトです。その点から、ヘルプやマニュアルにおける記述などでもいろいろと苦労しました。
ですが、韓国のスタッフとは、一緒に徹夜作業などをこなしていくうちに、お互いをより理解し合えるようになりました。無事リリースできたときには何にもかえがたい喜びを分かち合うことができました。
開発時期がちょうどワールドカップ開催の時期と重なっておりまして、開発に苦しんでいるときには、お互いの代表戦から随分勇気をいただきました。この時期、サッカーワールドカップに対抗して「FINAL SECURITY ファイナルセキュリティ」プロジェクトを「もう一つの日韓共催」と個人的に呼んでいたのも、いまとなっては懐かしい想い出です。
ユーザにお勧めする使い方
購入される方の目的に応じて、いろいろな使い方ができる柔軟性を持っていると思います。「外部のハッキングからデータを保護する」「ウイルスからデータを保護する」「内部の人間からデータを保護する」「自分のパソコンの周辺機器を勝手に使われないようにする」「家族や同僚などから自分のプライバシーを守る」「他社のセキュリティソフト(アンチウイルスソフトなど)と一緒に使ってより高いセキュリティを確保する」「人前でフォルダをロックしてパッと消すことで喝采を浴びる」などです。
韓国の某大手企業では、入札時の情報などが漏れないように使われているとも伺っております。ウイルスでデータがやられるよりも大切な情報が外部に漏洩することでビジネスが失敗することの方が金額的ダメージが大きいからということです。
いずれにしても、セキュリティソフトとしては、めずらしいくらい操作が簡単な特徴を持ちます。韓国やアメリカのユーザの声でも一番多いのが「操作がシンプルでわかりやすい。そのわりに、非常に効果的!」というものでした。ぜひ、ユーザのみなさまに合った使い方をお試しください。
今後のバージョンアップ予定
現製品ではIDとパスワードで認証する方式をとっております。これを、よりセキュリティ性の高い方式へ変えていこうと研究中です。指紋認証方式もその1つです。ネットワーク版も開発中です。ぜひ、期待してお待ちください。
(担当プロデューサーkazu)