違う単語だが、同じ意味を持つ単語、意味的に近い単語などを検索できるシソーラス(類語辞書)ソフト。狭義語、関連語、反義語なども検索できる。観点の違いにより、関係語を分類表示する機能がある。「デジタル類語辞典(シソーラス)」は、入力した単語に対して、類語を検索できるデジタル辞書ソフト。搭載する辞書には、この種の類語辞典の中では最大規模となる22万語が収録されている。検索結果として表示される単語は、同じ意味を持つ「同義語」、入力した単語の意味を含むが、より広い範囲を意味する「広義語」、より狭い意味を持つ「狭義語」、入力した単語と意味上の関連性を持つ「関連語」、反対の意味を持つ「反義語」に加え、辞書の中から語末が一致する単語を抜き出した「語末一致」の6種類。
検索を実行すると、それぞれの関係語を一覧で表示する(反義語と語末一致はトグル表示)。「できればふりがなを振る語」「他の書き方をする語」などは、わかりやすく色分け表示する。ある語から次々に関係語をたどることも可能で、検索結果の任意の関係語をダブルクリックすることで、さらにその語を入力語とした関係語検索を行える。
特徴のひとつが、観点の違いによる関係語の分類。広い意味を持つ単語の関係語を検索する場合、「どのような観点から見るか」で結果が異なる場合がある。例えば、「料理」を入力語として検索を実行すると、観点として「スタイル」「材料」「作業」などが表示され、それぞれの観点からの関係語を分類表示してくれる。
関係語を、インターネット上の検索サイトを用いて、ワンタッチで検索することもできる。検索サイトはあらかじめ11サイトが登録されている。ユーザが追加することもできる。また、他の電子辞書ソフトがインストールされている場合、検索時にその辞書引き機能を呼び出して「串刺し」検索を行うことも可能だ。
入力語は、キーボードから入力するほかに、クリップボードを監視して、クリップボードから自動で貼り付けることもできる。ホットキーを登録しておけば、「デジタル類語辞典(シソーラス)」のウィンドウがアクティブでない状態でも、クリップボードの内容からワンタッチで関係語検索を行える。