さまざまな形式のクリップボード履歴を保持して再利用できるクリップボード拡張ソフト。テキストや画像データのほか、リッチテキスト、フォルダ/ファイルのコピー情報も扱うことができる。「Exクリッパー」は、クリップボードを監視してコピー履歴を取り、その内容を再びクリップボードに戻して再利用するためのソフト。テキスト形式の文字データ、JPEGなどの画像データなど、一般的なクリップボード拡張ソフトが扱うデータに加え、リッチテキストやメタファイル、フォルダ/ファイルのコピー情報も保持できるのが大きな特徴。
メイン画面には、取得したクリップボード履歴を新しいものから順に一覧表示する。テキストや画像はデータ内容をそのまま、リッチテキストはプレビューとテキストの内容を、またフォルダ/ファイルコピーの場合はアイコンを、とデータ形式によって表示方法が異なるため、どの履歴がどの形式なのかは、ひと目で区別できる。各履歴の右側にある「クリップボードに貼り付ける」ボタンアイコンをクリックすると、データがもう一度クリップボードに戻され、再利用できるようになる。履歴を保持する最大数は、4個から20個までの間で設定できる。この値を超えた古い履歴は削除される。
他のアプリケーションの操作の邪魔にならないよう、メイン画面の表示位置はデスクトップの右上隅に固定される。縦方向のサイズは可変で、小さくしておいてもスクロールバーで古い履歴を見ることができる。マウスポインタがメイン画面から外れたときに、メイン画面を「自動的に隠す」機能もある。隠れたメイン画面はマウスポインタをデスクトップ右上に移動することで表示させることができる。常に最前面に表示しておくことも可能だ。