複数のURLをグループ化してデータとして保存、これを一度に開くグループ化機能などを備えた多機能タブブラウザ。「NetCaptor」は、一つのウィンドウ内で複数のWebページを同時に開くことができる、マルチページ対応のWebブラウザ。米国・Stilesoft社が開発する“老舗”タブブラウザ(http://www.netcaptor.com/)の日本語版だ。レンダリングエンジンとしてInternet Explorerを利用しており、ページ表示イメージはIE互換となる。お気に入りや履歴などもIEのものをそのまま使用できる。読み込まれた複数のページは、ページ表示ウィンドウ下部(または上部)にタイトル一覧がタブ形式で表示され、このタブを選択することでワンタッチで切り替えることができる。
ウィンドウの外観は、Windows XPのテーマに対応しており、ツールバー上のアイコンデザインなどはWindows XP上のIE 6.0とほぼ同じデザインとなっている。
特徴の一つが、ページ表示ウィンドウ左側(または右側)のタブから開けるキャプタバー。IEのツールバー同様、ウィンドウを分割して各機能を使えるようにしてくれる。提供される機能は「キャプタグループ」「検索」「履歴」「お気に入り」の四つ。キャプタグループは、よく閲覧する複数のURLをグループ化して登録し、これらのURLをワンタッチで一度に開ける機能。登録したキャプタグループはもちろんファイルとして保存できる。
検索ではIE同様、検索サイトを指定してキャプタバー内で検索を行えるほか、ExciteとGoogle グループなどの複数の検索サイトを使ってまとめて検索することができる。履歴、お気に入りはIEとほぼ同様だ。
キャプタバーはIEのツールバーとは異なり、必要がなくなると一定時間で自動的に閉じる。表示される際も、現在表示中のページに重なる形になるので、Webページのレイアウトを壊すこともない。キャプタバーはマウスクリックだけで表示場所をウィンドウ左端←→右端に切り替えられる。
キャプタグループのほかにも数多くの便利な機能を備えている。タブブラウザではおなじみとなった、広告ポップアップの自動抑止機能「ポップアップキャプタ」。アドレスバーから簡単に検索を行うことのできる「クイック検索」。クイック検索機能を利用して、例えばGoogleで「ベクター」を検索する場合、アドレスバーに「g ベクター」と入力するだけでよい。また、「エイリアス」は、よく使うURLに対して別名を割り当てて簡単に呼び出せるようにしてくれる。そのほかにもブラウザタブに表示されるタイトルを変更できる「付せん」や、「ドメイン補完」「セキュリティ」などの機能を搭載する。