自分が席にいないときにパソコンを他人に使われないよう、簡単な操作でロックすることができるソフト。「LockOut」は、小さな子どものいる家庭やオフィスなどで、パソコンから離れるときに、簡単な操作でパスワードロックをかけられる簡易セキュリティソフト。不在時に訪れた人が伝言メモを残せる機能や、ロック時に操作されたログを残す機能を持つ。
使用するには、まずロックを解除するパスワードを設定する。次に【command】キー+【L】キーか、ファイルメニューから「LockOutモード」を選択すれば、パソコンにロックをかけられる。また、ユーザの操作によりLockOutモードに移行するほかに、一定時間パソコンが操作されなかった場合、自動的にLockOutモードへ移行させることも可能だ。
LockOutモードに入ると、画面がブラックアウトし、パスワード入力画面が表示される。その下には小さなメッセージボックスが用意されており、ユーザの離席中に訪れた人がちょっとした伝言を残せるようになっている。
環境設定では、「一般」「セキュリティ」などの7の項目にわたって、詳細な設定を行える。「一般」では、あらかじめ指定した画像をバックグラウンド画像に指定できたり、ログインウィンドウをLockOutモード起動後、何秒で隠すかなどの設定が可能だ。
「セキュリティ」では、環境設定の変更時や、「LockOut」終了時にパスワードを入力するかどうかなどを設定できる。
「警告音」では、不正ログインが起こったときに指定したサウンドを再生できる。自分の声を録音して再生させることも可能だ。
「ホットキー」では、LockOutモードに切り替えるためのキーボードショートカットを設定できる。
「自動実行」では、LockOutモードに移行するパソコンの非動作時間を設定できるほか、スケジュール使用で毎日決まった時間にLockOutモードに移行することができる
「除外」では、LockOutモード中でも実行できるソフトを設定できる。
「電子メールで報告」では、インターネットに接続可能な環境であれば、離席中の操作ログを指定のメールアドレス宛に送信できる。